2023年には,FamilySearch.org の訪問数が2億を超え,世界中の多くの人々がファミリーサーチの無料サービスを利用し,感動的な家族の発見やつながりを作ることができたことをうれしく思います。皆さんが昨年ファミリーサーチを訪れた目的が,先祖についてさらに発見したり,家族の探求を記録したり,ご自分の家族ネームについてさらに発見したりすることであったり,あるいは別の理由であったとしても,皆さんが楽しめる何かを見つけられたことを願っています。

昨年,ファミリーサーチは無料で提供する系図記録を増やし,130億以上の検索可能な名前と50億以上のデジタル画像を保有しています。また,すばらしいクラスや基調講演を盛り込んだ世界規模のルーツテックイベントを再び開催しました。講演やクラスの多くは現在もオンラインで視聴可能です。また,ファミリーサーチ図書館(FamilySearch Library)は,通常のウェビナーを通じて行う,多くの無料のオンラインクラスを「学習センター」に追加しました。
そのほかにも昨年は,地元の新しいファミリーサーチセンター,ユタ州ソルトレーク・シティーでの新たな個人記録保存サービス,およびファミリーサーチサイトの世界的な更新がありました。
これらの更新情報をまだご覧になっていない方もまだ間に合います!2023年に追加されたほとんどの機能は,今でも利用可能です。今年の振り返りでは,これらのアップデートについて詳しくご紹介します。
無料の系図記録
ファミリーサーチでわたしたちがよく知っている事柄が一つあるとすれば,それは,自分の先祖についてさらに学ぶ助けとなるオンライン記録への無料アクセスを人々が切望していることです。2023年には,コンゴ民主共和国,ドミニカ共和国,グアテマラ,ルクセンブルク,ニカラグア,ウガンダからの記録収集を増やす取り組みに特に力を注ぎました。もちろん,世界中のさらに多くの国においても記録収集を引き続き拡充しています。また,1931年のカナダ国勢調査をオンラインで自由に利用できるように,カナダ図書館・公文書館ならびにAncestryと協力しました。

協力して行えるファミリーサーチ・ファミリーツリー
祖父母や曾祖父母についてよく知っていますか。遠い先祖についてはどうでしょうか。今年,世界最大の家系図は8,000万人増えました。これは,いとこや親族が発見できる先祖がほかにもたくさんいることを意味しています。
提供者はまた,協同作業を増やし,ツリー内の人々の正確性を高めるのに役立つ4億5,000万件の情報源を追加しました。最近,自分の家系に追加された新しい名前,情報源,思い出を確認しましたか。


ファミリーサーチの オンライン・デジタル書
無料の本が嫌いな人はいないでしょう。ファミリーサーチ・デジタルライブラリーは,2023年に3万冊以上の新しい書籍を追加し,現在では,家族歴史や系図テキスト,地図,その他多くを含む,58万6,000冊以上の書籍を提供しています。書籍は,全文検索可能で,あなたが探している人やものを見つけるのに実に役立ちます。2023年に追加されたものの多くは,学校のイヤーブックでした。さらに,ミズーリ州のスプリングフィールド・グリーン郡公共図書館が,新たな提供者および公共財産として保有されている地元の系図関連書籍をスキャンできるサイトとして追加されました。

ファミリーサーチ図書館とファミリーサーチセンター
2023年に,ファミリーサーチは,世界的に名高い家族歴史図書館と地元のセンターがその世界的なブランドにより合致するように名称を変更しました。新たな名称のファミリーサーチ図書館とそのファミリーサーチセンターおよび提携団体のネットワークは,無料のリソースの提供の拡大と改善を継続しています。それには,「発見する経験」,無料の個人の家族歴史支援,ならびにプレミアムウェブサイトへの無料アクセスなどが含まれます。
ファミリーサーチは2023年に,510の新しいファミリーサーチセンターを開設し,現在,世界中に6,200か所以上のセンターを有しています。ユタ州ローガンとネバダ州ラスベガスにあるファミリーサーチセンターは,さらに多くの利用者向けサービスを提供するために改修・拡張されました。さらに,センターのオンラインリソースは,ファミリーサーチセンターを持たないユニットも含め,世界中の末日聖徒の教会集会所で利用できるようになりました。これにより,世界中の人々にとって,ファミリーサーチのリソースを利用できる機会が格段に高まります。

2023年に,ファミリーサーチセンターのボランティアとスタッフも,利用者をよりよく支援し,さらにすばらしい経験を生み出すための新たなリソースの提供を受けました。新しい学習リソースは,ファミリーサーチのサービスを利用する際に,利用者に個別の注意を払う助けとなる,包括的な学習資料を提供しています。
ユタ州ソルトレーク・シティーにあるファミリーサーチ図書館では,デビー・ガートラーが新しいアシスタントディレクターに任命されました。この図書館はまた,「思い出保存センター」を開設し,利用者が個人や家族の写真,ドキュメント,映像,音声ファイルを持参し,世代のために共有し保存できるデジタルフォーマットに変換するための無料サービスも提供しています。(地元のファミリーサーチセンターに連絡して,どのような思い出保存用機器があなたの近くで利用できるか確認してください。)
ファミリーサーチ図書館は,今年,75の無料ウェビナーを提供しました。そして,さらに数百のオンデマンドクラスを複数の言語で提供しています。学習センターにてオンラインでアクセスすることができます。
2023年ルーツテックの概要
昨年のルーツテックは,世界中の参加者を鼓舞し,楽しませてくれました。さらに何百万もの人々が, 年間を通じて,RootsTech.orgにて,2023年の無料オンラインコンテンツを引き続き楽しんでいます。以下は,2023年に行われた世界最大の系図大会の様子を楽しくまとめたものです:
- 50万人以上の参加者が「ルーツテック2023に参加している親戚」を通して,ほかの参加者と520万人以上の共通の先祖のつながりを持ちました。
- 参加者は236の国と地域から集まりました。
- 300万人以上の参加者が対面またはオンラインで参加しました。
- 12万8,000時間以上のライブストリーム映像と7万時間のオンデマンドコンテンツが視聴されました。
- 4,000人以上のヤングアダルトが対面にて参加しました。
対面での基調講演には以下が含まれます:
- マルチプラチナレコード受賞アーティストで女優のジョーディン・スパークス
- 受賞経験のある俳優であり,プロデューサー兼ディレクターのショーン・アスティン
- 写真家,作家,Sony Artisan of Imagery (ソニー 写真の匠)のミー・ラ・コー
- ファミリーサーチ・インターナショナルのCEOであるスティーブ・ロックウッド
人気俳優,コメディアン,ナレーターのカービー・ヘイボーンが2023年ルーツテックの司会を行い,メインステージに何度も登場しました。
オンラインでの基調講演には以下が含まれます:
- 幸福の科学を専門とするグアテマラの人気心理学者のトゥティ・フルラン
- シェイク・サレム・ビン・スルタン・ビン・サクル・アル・カーシミー殿下
- フィリピン全国自閉症協会の会長,モナ・マグノ・ベルズ
2023年ルーツテックのコンテンツの多くはしばらくの間オンラインで利用いただけますが,クラスは時間の経過に伴い新しいコンテンツで更新され,一部のビデオ(基調講演など)は他のコンテンツに比べて長くは利用できなくなることもあります。今が,見逃した2023年ルーツテックのビデオを視聴したり,お気に入りのビデオを再視聴する絶好の機会です!
その他のファミリーサーチ2023年ニュース
2023年優秀職場賞
職員とユーザーの両方が鼓舞され,心を高める経験ができるように助けることに努める会社として,ファミリーサーチは2023年Gallup Exceptional Workplace Award(ギャラップ優秀職場賞)を5年連続で受賞できましたことを特にうれしく思います。この栄誉は,社員の声に耳を傾け,成果を評価し,常に職場を改善しようと努めることによって,社員をビジネス戦略の中心とする会社に与えられます。
サイトとアプリの新しい機能と更新された機能
毎年,ファミリーサーチのエンジニアは,FamilySearch.org やファミリーサーチのアプリで利用できる多くの経験を向上させるために熱心に仕事に取り組んでいます。今年更新された機能の中からのお気に入りのものと,ブログで紹介されているほかの人を見るリンクを紹介します。
ぜひ,アクセスしてください!
この1年で大きく進歩したものをすべて,皆さん個人で試してみてください。ファミリーサーチアカウントをすでに持っている方も,アカウント作成を希望している方も,ぜひすぐにアクセスして,すばらしい家族の発見ができるよう願っています。
ファミリーサーチでは,あなたとあなたの家族をつなぐことを大切にしており,楽しい発見体験や家族歴史サービスを無料で提供しています。それはなぜでしょうか。わたしたちは家族を大切にし,世代をつなぐことは,現在そして永遠にわたってわたしたちの生活を向上させることができると信じているからです。ファミリーサーチは,非営利組織であり,末日聖徒イエス・キリスト教会によって運営されています。わたしたちについてもっと知りたい方は,こちらをクリックしてください。