日記を書き始めることは、少し大変に思えるかもしれません。もしかしたら、毎日革表紙の本に書かれた長い手書きのページを思い浮かべるかもしれません。それは確かに日記をつける方法ですが、それが唯一の方法ではありません。日記を書き始め、続ける方法は、本当に何十もの方法があります。実際、あなたは今日から始めることができます!
なぜ日記を書き始めるべきか
ジャーナリング(思いを書き留める)、日記をつける、予定を調整する、スクラップブッキングする……これらはすべて、似たような意味を持つ単語やフレーズです。それらは、日々の出来事を記録したり、心を整理したり、自分の人生の個人史を保存して共有したりする方法です。自分の言葉を記録したものもあれば、その日に行った活動のリストもあれば、人生の出来事を表す写真や思い出の品を集めたものもあるでしょう。しかし、特にジャーナリング(自分の思いを書き留めること)は心と体に特別な関わりがあります。日記をつける習慣を始めることで、人生が変わります。

日記をつけることの利点は、何十年にもわたって研究され、報告されてきました。日記を書くことは、表現的な作文とも呼ばれ、ストレスを軽減し、記憶力を向上させ、より大きな自信を生み出すことが示されています。心の奥底にある考えや気持ちを書き出すことも、体の回復を早め、心がトラウマや逆境を克服するのに役立つことが証明されています。
自分の考えや気持ちを書き留めることと心の癒しとの関連性は、日記をつけることの利点の一つです。日記を書くことで、言葉遊びをしたり、新しい表現やコミュニケーションの方法を生み出したり、発明したりする機会が得られます。トーマス・エジソン、アルバート・アインシュタイン、マリー・キュリーなど、世界で最も偉大な思想家の何人かは、熱心に日記をつけていました。

日記の始め方
5歳でも95歳でも、だれでも日記を始めることができます。日記をつけることは、様々な形で行うことができます。それは、罫線の入ったノートとペンを使って、あなたが今日行ったことを数段落書いたシンプルなものかもしれません。あるいは、オンラインで日記をつけたり、スマートデバイスでアプリを使ったりしたいと思うかもしれません。親でさえも、幼い子供が描いた絵に数行書き込むのを手伝うことで、日記をつけるのを助けることができます。
日記の始め方のステップ
- 目標を立てる 日記を書く習慣を身につけるための最初のステップは、目標を設定することです。毎日、日記をつける予定でしょうか。週に一回でしょうか。どれくらいの量を書きますか。初心者の多くは、毎日3分から5分書くことから始めるとよいようです。
- 日記の種類を選ぶ 毎日の出来事、その日に何を食べたか、感謝の日記をつけますか。日記には様々な種類があり、一つだけを選ぶ必要はありません。
- 一貫して取り組む どんな習慣にも一貫性が必要です。日記をつけたいなら、継続的に行いましょう。毎日または毎週決まった時間を決めて、日記を書くためだけに時間を確保してもよいでしょう。日記をつけるのを忘れないように、目につく所に日記を置いておくとよいでしょう。
- 日記を大事に保管する 今はそうは思わないかもしれませんが、あなたの日記はいつかだれかにとってとても大切なものとなるでしょう。(手書きの日記を保管している場合)日記をデジタル化し、USBドライブまたはクラウドにバックアップするとよいでしょう。オンライン日記サイトを使用している場合は、利用規約に目を通し、ウェブサイトが終了する場合に自分の文章をダウンロード、印刷、または保存できることを確認してください。貴重な思い出や日記を保存する最良の方法の一つは、ファミリーサーチ・ファミリーツリーの思い出にアップロードすることです。

日記に何を書くのか
日記に書けることに限りはありません。その日に行ったことを箇条書きにしたり、感じたことや経験したことを数段落に分けてもよいでしょう。自分の視点から書くことも、ほかの人の視点から書くこともできます。
ファミリーサーチの友人が、家族日記を作成した経験を分かち合ってくれました。毎週日曜日には、親戚が夕食を共にしていました。個々の家族は、子供たちが何か面白いことをしたことや、直面している困難なことについて共有します。彼女は、これらの会話を文書の形で記録し始めるのは素晴らしいアイデアだと考えました。毎週日曜日になると、彼女は家に帰って、みんなが分かち合ったことを日記に記録しました。

日記に書くとよい事柄のアイデアを幾つか紹介します。
- その日の出来事
- その日の出来事について感じたこと
- 今日会った人
- 今日どんなお手伝いをしたか
- 今日だれに奉仕をしたか
- 今日何を食べたか
- 感謝していること
日記をつけることは、自分自身についてさらに学び、人生の重要な出来事を残して共有するためのすばらしい方法です。シンプルな方法で書くか、現代的な方法で書くか、毎日それとも毎週書くかはどちらでも構いません。日記はあなたの個人の歴史の一部であり、あなたの家族は大切にすることでしょう。