ルーツテック2025イノベーション&テックフォーラム:どの新しいテクノロジーが最もワクワクしましたか?

ルーツテック2025テック&イノベーションフォーラムのプレゼンテーションで話すAdobeのスティーブン・ニールソン。

ルーツテック2025のメインステージ2日目は、司会のカービー・ヘイボーンが登場し、初日の盛りだくさんな内容に圧倒されていた系図学者たちの気分を一気に盛り上げるほどの情熱的なオープニングで幕を開けました。「家族歴史と系図の未来を形作る最新の進歩を皆さんと一緒に探っていきながら、その司会を務められることにとてもワクワクしています」とカービーは語りました。「テクノロジーはかつてないほど速く進化しています!」

カービーはにっこりと笑い、次のように述べました。「新しいテクノロジーが登場しています!昨年のように、最初は少しだけヒントのような形で見えてきて、それがさらに進化していくのです。ですから、皆さんがどんな新しいテクノロジーにワクワクしているのか、ぜひ知りたいです。」

彼が話していると、巨大なQRコードが表示され、観客はスマートフォンでスキャンし、「あなたが一番ワクワクする新しいテクノロジーは何ですか?」という質問にリアルタイムで答えることができる仕組みになっていました。カービーが質問を言い終えるか終えないかのうちに、観客からの回答が次々と画面に表示され始めました。観客の答えは?

  • 人工知能(AI)を活用した系図ツールは、観客の49%が最もエキサイティングなテクノロジーであると評価し、チャートのトップに躍り出ました。
  • 歴史資料のデジタル化は全体の23%を占め、残りの観客の半数近くの関心を集めました。
  • ストーリーテリングと思い出保存の自動化が10%でした。
  • 次いでDNA鑑定と遺伝子系図が8%でした。
  • インタラクティブな家系図は7%でした。
  • 拡張現実(AR)と仮想現実(VR)は2%でした。

このアンケートから、観客は系図を行うための新しくより良い方法を見いだすために参加していることがはっきりと分かりました。

世界最大の系図カンファレンスであるルーツテックの録画映像は、オンラインで無料で視聴できます。2025年イノベーション&テックフォーラムの詳細については、こちらの記事をご覧いただくか、こちらのフル動画をご覧ください:

スティーブン・ニールソン、Adobe、製品管理担当シニアディレクター

スティーブン・ニールソンは、AdobeのPhotoshopチームを率いています。彼は「Adobeがテクノロジーを通して過去・現在・未来をどのように形作ることができるか」というプレゼンテーションを始めるに当たり、まず自分の高祖父(3代前の曾祖父)であるピーター・二―ルソンについて語りました。ピーターは1824年にデンマークのボーンホルム島で生まれました。彼は一族の名字の由来となった人物であり、家族の歴史において非常に重要な存在です。現存する彼の唯一の写真は、100年以上の時を経て、にじみや色あせがひどく、顔の特徴もかろうじて判別できる程度でした。

何か新しいことを作り出す

ルーツテック2025イノベーション&テックフォーラムで講演するAdobeのスティーブン・二―ルソン。

「わたしたち家族は、何か新しいものを作ってもらうためにアーティストを雇ったのです」とスティーブンは言いました。彼は「この写真を元にして、Photoshopのようなツールを使いながら、当時の外見に関する記述や家族の証言、さらには子孫の写真まで参考にして細部を加えていきました。何度も修正を重ねた結果、何世代にもわたって大切にされるような、ほんとうに意味のあるものが完成したのです。」

スティーブンは、そのアーティストが作成した画像は歴史的に正確ではないことを認めています。ピーター・ニールソンの容姿を正確に示す写真は存在しませんが、「わたしたちにとって、それはピーター・ニールソンという人物を表しており、彼の存在をより現実的に感じさせてくれるものなのです。」

「それでは、はっきりさせましょう」とスティーブンは言いました。「このようなアートには、技術、経験、そして鍛えられたクリエイティブな目が必要です。Adobeのツールがこれを可能にしてくれます。でも今日は、まったく新しいテクノロジーが、わたしたちだれもが意味のあるものを、時には想像もできなかったようなものまで創り出せるようにしてくれる、ということをお見せしたいと思います。」

Adobe:すべての人にクリエイティビティを

スティーブン・二―ルソンが語っていることを実現するうえで重要なのが、Adobeの製品群の中にある3つのツールです。すなわち、Adobe Express、Adobe Lightroom、そしてAdobe Photoshopです。

Adobe Express

「手早く、シンプルで直感的に何かを作りたいなら、Adobe Expressを使えば、ほんの数回クリックするだけで魅力的なデザインが簡単に作れます」とスティーブンは説明しました。「コントロールとプロ並みの写真編集を求めるなら、Lightroomを使えば、画像を正確に補正・整理できます。そしてもちろん、究極の創造的自由を求める方には、Photoshopがお勧めです。画像の変形、創作、修復など、無限の可能性を切り開いてくれます。」

「Adobe Expressは、だれもが素早く簡単にあらゆるものを作成できるように設計された新しいツールの一つです」と彼は語りました。「Expressでは、何十万ものテンプレートの一つから始めます。思い出の本でも、家族のレシピカードでも、ファミリーリユニオンへの招待でも、何か楽しいことでも構いません。シンプルなツールを使って自分のテキストや写真を追加すれば、数秒で魅力的なデザインを作成できます。グラフィックデザイナーである必要はありません。必要なのは、語るべきストーリーだけです。そして何よりすばらしいのは、無料だということです。」

Adobe Lightroom

「Adobe Lightroomは、写真を整理して補正するためのツールです」とスティーブンは続けました。「Lightroomでは、シンプルなスライダーを使用して正確な編集を行い、AIで強力なプリセットを適用できます。Lightroomは、すべての写真を整理するのに最適で、すべての写真をクラウドに同期してバックアップしたり、スマートフォンからアクセスしたりすることもできます。気になる不要なオブジェクトを画像から取り除くことさえできます。Lightroomは、家族の思い出を何世代にもわたって美しく保存するためのすばらしいツールです。」

ルーツテック2025で講演するAdobe製品開発担当シニアディレクター、スティーブン・ニールソン

Adobe Photoshop

「それでは、Photoshopについて話しましょう。Photoshopは究極の画像エディタです。レイヤー、マスク、ブレンドモード、そして数多くのツールの力を使って、アーティストはすばらしい作品を生み出すことができます」と彼は語りました。「最近、Photoshopには生成AIを活用した、より新しく、より強力なツールを導入しました。」

「生成AIは、画像を編集するだけでなく、画像を作成するようにアルゴリズムに教える最先端のテクノロジーです」と彼は説明しました。「それは何百万もの画像を使って学習されており、パターンや質感、視覚要素間の関係性を理解しています。単にピクセルをコピーしたり操作したりするのではなく、コンテキストに基づいて、そこにある可能性のあるものを予測することで、新たなディテールを合成します。」

彼は、既存の画像で使用する場合、AIは失われたディテールを回復するのではなく、それらを生成していることを覚えておくことの重要性を強調しました。このような結果は「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれることもあります。生成AIツールは、観光客や電話線などの気になるオブジェクトをマウスのクリック一つで簡単に取り除くことができます。スティーブンは、AIを使って古い写真を修復・加工すると、それらはもはや歴史的に正確なものではなくなると指摘しました。しかし、それらの写真は大切な人々との思い出として、視覚的により魅力的なものになります。

新しいことを学ぶ

「皆さん一人一人が何か新しいことに挑戦する気になるよう願っています」とスティーブンは言いました。「新しいツールを学びましょう!たとえ最初は奇妙だったり、不気味だったり、不快に感じられる結果になったとしても、ぜひ実験してみてください。わたしたちAdobeは、すべての人の創造性を信じています。あなたなら何を創り出しますか?」

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ユーリ・ゴネン、MyHeritage、製品管理担当シニアバイスプレジデント

「MyHeritageには強力なテクノロジーがあり、ユーザーにとってのテクノロジーの価値を高めようと常に努力しています」と、製品管理担当シニアバイスプレジデントのユーリ・ゴネンは述べています。「MyHeritageは、家系図を作成したり、別の場所からインポートしたりできる場所です。わたしたちはスマートマッチングと呼ばれる技術を使用しています。この技術は常に進化しており、MyHeritage上にある何百万もの家系図とあなたの家系図を照合します。」

ルーツテック2025のイノベーション&テックフォーラムで講演するMyHeritageのユーリ・ゴネン。

「非常に便利ですが、データ量が多く、照合結果に膨大なデータが含まれているため、圧倒されたり、扱うのが大変に感じることも多いのです」とユーリは指摘します。それは問題になる可能性があります。「その解決策は、家系図の中に埋もれている貴重な情報の金の粒を浮かび上がらせるような機能を開発することです」と彼は述べました。

「過去にはTheory of Family Relativity……〔や〕Instant Discoveriesのような製品がありました」と彼は指摘しました。「今日ルーツテックで発表するCousin Finder(いとこファインダー)という、もう一つの機能をリリースします。」

「Cousin Finderは、共通の先祖を通してあなたと親戚関係にあるほかのMyHeritageメンバーを見つけることができる新機能です」と彼は説明しました。「もしかしたら、あなたがすでに知っている親戚かもしれません。もしかすると、あなたはすでにその人たちをファミリーツリーに招待しているかもしれませんし、彼らのことは知っていても、MyHeritageを使っていることは知らなかったのかもしれません……。多くの場合、こうしたいとこたちは今まであなたが聞いたことがなく、この機能を通じて初めて知ることになる人たちです。」彼は、これらの結果がDNA検査と連携して機能する可能性があると示唆しました。MyHeritageユーザーは、親戚との関係の詳細を確認し、その後MyHeritageを通じて親戚と連絡を取り合ったり、協力したりすることができます。

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ラリン・ブラウン、Storied、最高執行責任者(COO)

Storied Assistantがストーリーを語るうえでどのように役立つかを紹介するStoriedの最高執行責任者(COO)であるラリン・ブラウン。パワーポイントのスライドには、Storiedのロゴと「家族歴史の次の章」という言葉があります。

Storiedの最高執行責任者(COO)であるラリン・ブラウンは、家族の歴史を一から始めるのは圧倒されるように感じることがあると認めました。フォーラムに参加した多くの人々にとって共通の状況は、名前、日付、そして家族関係を集め始める適切な方法を見つけることです。この作業には、手がかりがほとんどない状態で何十億もの記録を調べる必要があることもあります。家系図の欠けている部分をどうやって見つければいいのでしょうか?そして、すべての情報をまとめ終えたら、その次は何をすればいいのでしょうか?

「そこで活躍するのがStoried Assistantなのです。まさにそれがすべてを変えてくれるのです」とラリンは語ります。Storied Assistantは、家系図を作成するためのパーソナルガイドであり、事実を魅力的なストーリーへと変える手助けをしてくれるツールです。

「今日は、Storied Assistantがどのように家族歴史探求を簡単に、迅速に、そして楽しくしてくれるのかをご紹介します」とラリンは語りました。名前を手動で入力したり、フォームに記入したりする代わりに、Storied Assistantと対話することで始められます。このAIは「シンプルで関連性の高い質問を通して出発点を導き出し、その後、あなたの家族の情報を当社の巨大なデータベースと照合し、家系図を数か月ではなく数分で埋めるお手伝いをします。」

「何十億もの記録を手作業で調べるのは骨の折れる作業です」と彼は続けました。しかし、Storied Assistantはそれらの膨大な記録を検索し、「あなたの家族の歴史や先祖に関連する最も有益な物語や新聞記事、記録を見つけ出してくれるのです。」Storied Assistantは、こうした詳細情報を基に「家族みんなで共有できるストーリーへと仕上げる手助けをしてくれます。」そのストーリーは、美しい記念のStoried bookとして形に残すことができ、家族の宝物となります。

Storied Assistantは、2025年夏にリリースされる予定です。

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ポール・アレン、Soar.com、最高経営責任者(CEO)兼創業者

ルーツテック2025で、これまでの生涯にわたって系図活動に携わってきたことについて語るSOAR.comの創設者であり最高経営責任者であるポール・アレン。

ポール・アレンは、人生のほとんどをテクノロジーの起業家として過ごしてきました。彼のような人物は一般に「ビジョナリー」(先見の明を持つ人)と呼ばれます。彼らは何が可能かを考え、それを現実のものにする人たちです。彼の手がけたプロジェクトには、Ancestry.com、MyFamily.com、そしてWe’re Relatedアプリをはじめ多岐にわたります。

「これらの機能強化や進歩、そしてデータ提供ツールは非常に価値あるものでしたが、今後数年のうちにAIがわたしたちの系図探求の旅にもたらす変革には、どれもとうてい及びません」と、ポールはルーツテック2025のイノベーション&テックフォーラムで語りました。彼の現在のプロジェクトはSOARというAIスタジオで、人類を高めるためにAIを活用することを使命としています。「SOAR AI Studioは、多くの製品を発売しています。そして今日、今、わたしたちはFamily Scribeを発表します。

アレン氏はフォーラムの参加者に対し、現代という時代、すなわちコンピューターが言語を理解する「知能の時代」について考えてみるよう促しました。彼はこう語りました。「屋根裏やクローゼットにあるすべての音声、すべてのビデオを集めて、Family Scribeにアップロードしてください。今のAIは、すべての録音を文字起こしし、意味のある家系情報を抽出できますので、家族や大切な人々が話したすべての言葉を文字起こししてください。そして、それを博士号レベルの知能に送ってください。すると、10分もすれば、プロによる系図探求の1か月分に相当する系図探求結果を手にすることができます。」

「系図とは、過去と現在をつなげることです」とポールは述べています。Family ScribeはAIを使用して「家族歴史の発見方法を変えます。それを瞬時に、楽に、そして深く個人的なものにします。」音声の文字起こし、翻訳、そして専門的な系図探求の発見までこなす能力を備えたFamily Scribeは、家族のストーリーを明らかにする手助けをしてくれます。

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チャーリー・グリーン 、Remento、共同創設者兼最高経営責任者

思い出の本を作ることで家族の歴史と遺産を保存するというビジョンを語る、Rementoの共同創設者兼最高経営責任者であるチャーリー・グリーン。

「家族歴史と遺産を保存することは、生涯にわたってほんとうに大切なことでした」とチャーリー・グリーンは語ります。「わたしが生まれる2週間ほど前、わたしの両親は……市場に出たばかりの初期のハンディタイプのビデオカメラを購入しました……。そしてそのビデオカメラで、わたしの幼少期を信じられないほどたくさん撮影してくれました。」

この映像は、チャーリーが10歳の誕生日を迎えたすぐ後に父親が亡くなってから数年間で、まったく違った意味を持つようになりました。これらのビデオは、彼の家族が父親の遺産を生き生きとした形で保管する手段となりました。

「こうしたビデオを観ると、目に涙が込み上げてくるのは、節目の瞬間ではなく、日常的な瞬間でした」と彼は語ります。「例えば、……わたしが生まれた朝、父は朝食のテーブルに座って、カメラをまっすぐ見つめながら、どれほど緊張していたかを語る場面です。特に、チャイルドシートを車の後部座席にちゃんと取り付けられなかったことを心配していました。」

16年後、母親がステージ3の肺がんと診断されたとき、彼は将来の子供たちが「祖父母のどちらにも会うことができないかもしれない」と恐れました。以前に撮影していた母親のショート動画のどれを見ても、朝食のテーブルに座っていた父の映像のようには、母の本質を捉えてはいませんでした。

チャーリーはこう振り返ります。「それから母と一緒に腰を下ろし、伝統的に『口述歴史インタビュー』と呼ばれているものを録音しました。」「母に『どうやって小学校に行ったの?』とか『あなたが育った家のお気に入りの部屋はどこだったの?』など、とても素朴な質問をしました。」

「最終的に、まさにあの会話こそがRementoのビジョンを生み出すきっかけとなったのです」とチャーリーは語りました。Rementoは、家族の遺産を形作る思い出や物語を簡単に記録し、保存することを可能にします。

Rementoは「旗艦製品であるRemento Book」を発売し、「人生のストーリーを記録することを、まるで会話をするように簡単にするために設計されています」と彼は述べました。Remento Booksは完全に自動で書き上げられます。毎週、Rementoはストーリーテラーに新しいストーリーのプロンプトを送ります。それは、質問か、家族がアップロードした写真のいずれかです。

「Rementoは、ストーリーテラーに対して、どのデバイスからでも自分の思いを録音するよう促します。」アプリのダウンロードやサインイン、パスワードの入力は一切必要ありません。AIを活用したスピーチ・トゥ・ストーリーテクノロジーが、その録音を文字に起こし、さらにその起こした文字を「まるでプロの伝記作家を雇ったかのような、美しく書き上げられたストーリーへと仕上げてくれます。」

1年後、ストーリーと写真はハードカバーの思い出の本にまとめられます。本の中に印刷されたQRコードを読み取れば、録音された元の映像を視聴することも可能です。

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ハンター・キャノン、Ancestry、プロダクトマネージャー

ルーツテック2025のプレゼンテーションの中で、写真に映る先祖を認識するうえでAIがどのように役立つかを説明するAncestryのプロダクトマネージャーであるハンター・キャノン。

「Ancestryは何十年にもわたって家系図分野のリーダーであり、何十億もの記録をデジタル化し、それらの記録から情報を抽出するためのツールを開発、活用してきました」と、プロダクトマネージャーのハンター・キャノンは語りました。「AIによる手書き文字認識、コンテンツのマッピング、そしてヒント生成への投資を通じて、合計650億の記録に上る、世界最大のオンライン歴史記録コレクションを築くことができました。」

彼は、AIをはじめとする新しいテクノロジーが情報の収集を支えてきたと語りましたが、今こそその同じテクノロジーをすべての人が活用できるようにし、自分自身の家族の歴史を保存し、内容を引き出し、新たな発見をする力を高めていく時であると述べました。このプロセスの最初のステップの一つは、家族歴史記録をスキャンすることです。

「Ancestryは、わたしたちのアプリを通じてスマートフォンをポータブルスキャナーに変えてくれました」とハンターは述べています。「スマートフォンのカメラと高度なAIテクノロジーを使用することで、アプリは一度に複数の画像を自動的にトリミング、回転、補正してくれます。これにより、どこにいても家族の写真を手軽にデジタル化できるようになり、大切なアルバムを持ち運ぶ必要がなくなります。」

Ancestryは最近、画像シャープ化ツールをアップデートし、画像の解像度を高めるだけでなく、鮮明さも向上させられるようになりました。新たに強化された顔認識機能により、Ancestryのほかの記録を検索して、親族の写真に写っているものの、だれなのか分からなかった人を特定できるようになりました。

Ancestryアプリに組み込まれているもう一つのスキャナー機能は、日記などの複数のドキュメントを一度にスキャンして、Ancestryのプロフィールに直接アップロードすることです。

「これらの手紙や日記をアップロードすると同時に、わたしたちは皆さんのAncestry Preservationツールボックスに加わる、非常に強力なツールの第一弾を発表できることを大変うれしく思います。わたしたちの手書き文字認識技術が、ついに皆さんご自身の家族の日記や手紙にもご利用いただけるようになりました。

たとえ解読できない手書きや画質が悪い画像であっても、今ではその情報を読み取り、ほかの人と共有することが可能になりました。

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ルーツテックとは?

ルーツテックは、学び、霊感を受け、家族歴史を通してつながりを築く場所です。ファミリーサーチが主催し、他の主要な系図組織が後援するルーツテックには、何百にも上る専門家のクラス、ヒントやコツを紹介するビデオ、霊感あふれるストーリーがあり、かつてないほど家族歴史を体験する助けとなってくれます。オンデマンド形式の学習ライブラリにアクセスする、あるいは次回のオンライン/対面式の大会イベントに参加する計画を立ててみましょう。

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著者について
S.R. Gilbert