神殿に参入すると，わたしの家族ネームカードはどうなるのでしょうか

Two girls looking at family name cards for proxy temple ordinances.

2020年の始めに，神殿部は神殿儀式の記録の正確さを改善し，重複を最小限にするために，家族ネームカードの処理方法を変更しました。この変更の結果，家族ネームカードは持参した方々に自動的に返却されることはなくなりました。この変更は，記録の正確性と神殿事務所付近の敬虔さを改善する助けとなっています。

神殿参入者は家族ネームカードの返却を続けて要請することができますが，必要な待ち時間が発生する場合は，しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。カードの返却を希望する際は，儀式が完了したその日にカードを回収する必要があります。その日以降は，カードをご用意することができません。

個人の記録として紙の家族ネームカードを使用する参入者は，代わりにオンライン通知や完了した儀式のリストを使うことを検討することができます。これらはすべての参入者が自動的に利用でき，紙のコピーが必要であれば，自宅で，あるいはプリンターのある場所で印刷することもできます。

この変更がどのように神殿業務に役立っているか，また家族ネームカードを要請する方法については，続きをお読みください。

神殿儀式を慎重に記録することは重要である

神殿で儀式が完了すると，その儀式に関連するすべての詳細（例えば，儀式が執行された個人の名前と日付など）は慎重に記録されます。神殿ワーカーは家族ネームカードをスキャンまたは読み取り，完了した儀式を電子的に提出します。

儀式を正確に記録するために，神殿ワーカーは情報を記録し，その後，その記録をダブルチェックする時間が必要です。大勢の神殿参入者がいる場合でも，神殿ワーカーは慌ててこの情報を記録すべきではありません。

神殿の儀式を記録することは，神殿の業のきわめて重要な部分です。実際，預言者ジョセフ・スミスは初期の聖徒たちに次のように教えました。「あなたがたが地上で記録することは何でも天で記録され，またあなたがたが地上で記録しないことは天でも記録されないということです。」（教義と聖約128：8）

正確な記録は，身代わりの儀式が誤って重複されること，つまり，ほかの人がすでに儀式を行ったのに，さらに二度三度の儀式を行うのを防ぐ助けにもなります。

家族ネームカードに関する方針がどのように助けとなるか

家族ネームカードの情報を収集して記録するには時間がかかります。2020年以前，儀式が完了した後，すべての参入者が普段どおりに家族ネームカードを回収していたとき，記録を担当する神殿ワーカーは，参入者が待たなくて済むように急がなければというある種のプレッシャーを度々感じていました。残念ながら，このような慌ただしさは，時にはミスに繋がり，こうしたミスは時には重複に繋がりました。

すべてのカードを返却する必要がなくなったことで，神殿ワーカーは急ぐ必要がなくなり，儀式を記録する時間が増えました。実際，手続きの変更のおかげで，神殿ワーカーは正確さを確認するためにネームカードの情報を2回記録しています。

この方針の変更は，神殿の中で待つ人の列を減らす助けにもなりました。これは大きな変化のようには思えないかもしれませんが，少数の人に家族ネームカードを返却することで，神殿事務所とその周辺の敬虔さが大きく向上しました。長い待機列によって，参入者が神殿に出入りするのを妨げてしまうことがあります。

家族ネームカードの返却を要請するには

参入者の中には，思い入れやそのほかの理由で家族ネームカードを取っておきたいと望む方もいることを理解しています。カードを返却してもらうには，神殿事務所の神殿ワーカーにただお願いするだけでカードを回収することができます。ご留意いただきたいことは，カードが返却される前に一度しか儀式が記録されていない可能性があるということです。上記のダブルチェックはまだ行われていない可能性があります。そのため，儀式がオンラインで記録されたことを確認し，何らかの不一致に気づいた場合は神殿に連絡するように勧められています。

儀式が記録されたかどうかを確認する方法

家族ネームカードの返却を要請するか否かにかかわらず，参加した神殿儀式が記録されたことを確認するためのオプションが複数あります。

神殿からの通知

参入者は，身代わりの儀式が完了して記録された直後に自動的に通知を受け取ります。これらの通知はFamilySearch.orgに表示され，電子メール通知を有効にしている場合は電子メールにも表示されます。ファミリーサーチの右上にあるベルアイコンをクリックすると，これらの通知を見つけることができます。