新しい個人のページの立ち上げを段階的に行う新たなプロセスを試したことで，ファミリーサーチの利用者とエンジニアの努力が報われました。ファミリーサーチのソフトウェアエンジニアは，2022年8月の上旬に初めてこの変更をリリースして以来，2か月を費やして4,000件以上のコメントを収集し，読みました。このレビュープロセスにより，利用者のフィードバックに基づいて150以上の項目を調整または修正することができました。
この数字は，1回の更新としては，数多くの変更に思えるでしょう。しかし，ファミリーサーチの多くの利用者が言うように，FamilySearch.orgの個人のページは，ファミリーツリーの中でもきわめて実用的で有用な部分です。このページは，個人の基本的な情報から，情報源や思い出，年表などに至るまで，利用者が自分の先祖についてあらゆる情報を記録したり，学んだりするページです。このページには多くのパーツが含まれているため，調整や修正は，小さなものでも大きなものでも，大きな影響を与えるものになり得ます。
「わたしたちは意見に耳を傾けています」と話すのは，このページのエンジニアリングチームです。彼らは，フィードバックを丁寧に集め，耳を傾け，改善していくという方針でこのプロジェクトを始め，今後もこの手順を続けていきたいと考えています。FamilySearch.orgでは，現在新しいページが初期設定となっていますが，しばらくの間は，古いページと新しいページを切り替えることができます。わたしたちは利用者が引き続き新機能を試して，フィードバックを寄せてくださることを願っています。
利用者のフィードバックにより行われた主な改善点
ファミリーサーチは，利用者の皆様がこの更新のために，時間と労力を費やしてフィードバックを寄せてくださったことにとても感謝しています。利用者の多くが，新しいデザインで最も感動した点や不満に思った点，新しいページを使ってみて思いついた新たな考えを喜んで分かち合ってくださいました。特に助けとなったのは，利用者が見ている画面のスクリーンショットや，ページ内の様々な部分を使ったときに起こったことや変えてほしい，あるいは変えないでほしいと思う理由について説明してくださったことです。
ほんの一部ですが，これまで寄せてくださった意見を基に，新しいページに加えた画期的な変更点を幾つかご紹介します。
「詳細」タブのレイアウトのカスタマイズ
「詳細」タブ内の各セクションのレイアウトを，2列ではなく，1列にすることをご希望ですか。それとも，各セクションの順序を変えることをご希望でしょうか。今回，「ツール」セクション(右の列のいちばん下)をクリックし，「わたしのレイアウト設定」をクリックすれば，「詳細」ページのレイアウトを変更できるようになりました。このレイアウトオプションは，すべての先祖のページの「詳細」タブに表示されますが，ほかの利用者のページの見え方には影響はありません。
注意事項の追加
ある先祖のページにほかの人がアクセスしたときにすぐに伝えておきたいメッセージがある場合，「共同作業」タブで注意事項を追加できるようになりました。追加すると，このメッセージがその先祖の「詳細」タブに目立つように表示されるようになります。
「概要」タブに「生涯の概要」（現「簡単なライフヒストリー」）を掲載
生涯の概要は，今回分かりやすくするために，「簡単なライフヒストリー」という新しい言葉に変更しました。先祖の簡単なライフヒストリーを書き上げると，ポップアップが表示されて，その人のページの「概要」タブにそのライフヒストリーを掲載することができ，通常掲載されている自動生成された内容と置き換えることができます。
「詳細」タブのサイドバーに情報源を表示
特定の詳細に情報源を添付できるようになったほか，「詳細」タブのサイドバーに先祖の情報源をすべて表示できるようになりました。「詳細」タブの右下にある「ツール」セクションで，「情報源」をクリックするだけで，情報源がこのような形で表示されます。
新しいページの継続使用とフィードバックの提供
ファミリーサーチは，人々を家族とつなげることに尽力しており，その一端として，世界中の人々が自分の先祖について詳しく知り，記録できるよう支援しています。時には，相反するフィードバックを頂くこともあり，すべての提案を実現することは難しいですが，本サイトが皆様にとってシンプルで効果的なものとなるよう，最善を尽くしています。改善点について，ぜひ引き続きご意見をお寄せください。
新しい個人のページを試すには，「ファミリーサーチ・ファミリーツリー」にアクセスしていただき，先祖のページを見つけてください。いつでもそのページで，ブラウザの右側にあるフィードバックボタンをクリックしたり，ファミリーサーチ・コミュニティーにコメントを残したりすることができます。
今回の更新について詳しくは，新しい個人のページに関する最初の記事をご覧ください。
