エリス島記録の全アーカイブがオンラインで無料で利用できるようになりました

ニューヨーク港のエリス島で,荷物を抱えた移民たち

エリス島と自由の女神像は,アメリカの歴史の中でも,有名なランドマークです。リバティー島にある自由の女神像は自由の象徴です。そしてエリス島はエリス島移民局の本拠地として,何百万人もの人々に門戸を開きました。合衆国移民の何百万もの乗客到着記録も,それに伴って保存されました。現在,エリス島の乗客名簿の完全版がオンライン上で利用できるようになり,ファミリーサーチ上で無料で検索できます。

これらの船の乗客記録には移民の「グレートウェーブ」(1880年代から1920年代初頭)の期間に到着した数百万に及ぶ人々が載っており,アメリカ合衆国の歴史の,半分以上の期間に相当します。そればかりでなく,これらの記録には,様々な輸送タイプを見ることができます。そこには,1820年1月8日にリバプールから到着した380トンの貨物船ヘクター号から,ブラジルのリオデジャネイロを飛び立って1957年7月2日にニューヨークに着陸したVARIG航空850便まで含まれています。

乗船者名簿は旅した先祖について,想像以上に多くのことを教えてくれます。初期の記録には氏名,年齢,性別,職業,国籍,目的地(国),船名,到着日などが記載されています。後期の記録には旅の同行者や,故郷または合衆国にいる人の,名前が載っていることもあります。さらには親族の婚姻状況,身体的特徴,最後の永住地,出生地を知ることもできます。これらの詳細はどれも,家系図を作成し,移民の先祖とつながるのに役立ちます。

ファミリーサーチの全乗客名簿でエリス島を通って来た移民の先祖を見つけましょう。

エリス島の記録を無料で検索する

エリス島の乗客記録の完全なアーカイブとして,3つの新たなコレクションが,無料の系図ウェブサイト,ファミリーサーチで利用できるようになりました。3つの異なる期間における移民の先祖を見つけるために,これらのコレクションを検索してください:

エリス島を通過した移民の先祖と彼らの出身地を見つけるには   

ニューヨーク乗客名簿(キャッスルガーデン),1820ー1891年

これらの乗船名簿には1820年以降にニューヨーク市に到着した1,300万人以上の移民と,海外からの渡航者が記録されています。このとき連邦政府は,まず船長に対して乗客名簿を税関職員に提出するよう要求しました。これらの記録の中にはニューヨーク州の公式な移民受け入れ施設だったキャッスルガーデンの税関通過名簿があります。それはキャッスルガーデンが運営されていた時代(1855ー1890年)に到着した人々の記録です。先祖の氏名索引を検索したり,記録画像を閲覧することができます。

ニューヨーク港の旅客到着リスト(エリス島),1892ー1924年

これは,1892年から1924年までにエリス島に到着した2,500万人の移民および海外からの乗客の名前に関する,検索可能な索引です。関心のある名前を見つけたらクリックして,ファミリーサーチで個々の記録の画像を表示することができます。先祖が乗った実際の船の写真を見たり,アメリカ合衆国への歴史的な入国港であるエリス島について詳しく知りたい場合は,無料の自由の女神像とエリス島のウェブサイトをご覧ください。

ニューヨーク,ニューヨークの乗客と乗務員リスト,1925ー1957年

エリス島時代以降のニューヨーク港とニューヨーク空港に到着した海外からの移民のリストで,約2,900万件の索引化された名前(および500万件以上の記録画像)を検索してください。

移民の先祖がいつ到着したのか分かりませんか。ヒントがありますーもし彼らが1900年から1930年の間に生きていたら1900年,1910年,1920年,または1930年の米国国勢調査で彼らを調べてください。到着年を示す欄があるはずです。それでもまだ分かりませんか。それらの名前を,3つの乗客名簿すべてから,無料で検索することができます。

あなたの経験を分かち合ってください!

1820ー1891年,1892ー1924年,または1925ー1957年の旅客到着名簿を使って,今すぐ先祖を探してください。その後で,あなたの経験を分かち合いましょう。皆さんの探究について,お聞かせください! #ファミリーサーチ

エリス島からやって来た移民について,さらに学ぶ

2024年4月29日
エリス島は現在では過去の遺跡になっていますが,エリス島が残した事実,人物,伝説は今日も人々を引きつけてやみません。
2024年4月29日
あなたの先祖の中にアメリカ合衆国へ移民した人はいますか。初めてアメリカに到着したとき,彼らはどのような経験をしたでしょうか。

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