受け継ぎを見つけるためにフィンランドで行うべき最良のこと

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フィンランドは息をのむほどの美しい森林と冬季の美しさで知られています。二つの主要なシーズン(夏と冬)に彩られたこの国には,壮大な自然の景観があります。

フィンランドに広がるほとんど手つかずのままの自然の景色,歴史の詰まった活気あふれる都市の数々は,フィンランド人の先祖や伝統に触れるための格好の目的地と言えるでしよう。フィンランドの自然美を,ほぼ先祖が経験したままに味わい,魅力あふれる史跡を尋ねれば,自らの文化的な受け継ぎに対する理解を深めることができます。 

フィンランドの文化と景観を味わうために,同国に滞在中,できることをここにいろいろ紹介しましょう。

フィンランドでの文化体験

フィンランドの文化は,周辺の多様な地域,名だたる地方の住民たちから影響を受けてきました。以下のリストは,フィンランドの文化が体験できる幾つかの方法です。

サウナ

各地のサウナ

サウナはフィンランド文化には欠かせません。国中のあちこちにあります。サウナを見つけて,フィンランド流のほんとうのくつろぎを体感してください。

シーダ博物館

シーダに行ってみましょう。半遊牧生活を送る原住民,サーミ族の歴史がすべて分かります。併設の劇場ではオーロラについてのショーも鑑賞できます。

カピラ(Käpylä)地区とヴァリラ(Vallila)地区

ヘルシンキにあるこれらの昔ながらの木造地区を訪れると,昔日のフィンランドの面影をたどることができます。

フィンランドのマーケット広場の古い写真

マーケット広場

マーケット広場とは,ヘルシンキにある1889年以来の商人たちの集合場所のことです。一年を通して,野外市場を楽しむことができます。

イジャヒス・イジャ

イジャヒス・イジャ(Ijahis idja)とは「白夜」の意味で,先住民サーミ族の音楽をたたえて8月に開催されるフェスティバルです。 

フィンランドの自然

フィンランドの自然現象は訪問客を惹きつけるおもな理由の一つですが,それには十分な根拠があります。フィンランドでは,目を見張るような光景が幾つか広がっています。オーロラ,美しい湖,息をのむような森林,そして見事な海岸などです。自然の眺望を誇る,見ごたえある旅行先の場所を幾つかご紹介します。

サイマー湖

サイマー湖

世界で最も長い海岸線を持つ地域にあるサイマー湖は,フィンランド最大の湖であり,探検できる場所が豊富にあります。この湖には1万3,000以上の島々が点在し,サイマーワモンアザラシと呼ばれる,きれいで珍しい種に属するアザラシが生息しています。

フーグベリイェッツ洞穴

氷河期にまでさかのぼるこの洞穴は,自然に丸められた形をしており,「母なる大地の胎」というニックネームで呼ばれています。美しいハイキングコースがあちこちにある場所にあります。

コリ国立公園岩の上に座わる女性と少女

コリ国立公園

コリ国立公園には起伏に富んだ丘や湖があり,美しい景色が見られます。多くの芸術家が格好の対象として作品に採り上げています。

クンマキビのバランスを取る巨石

8,000年を経たこの巨石は,今にも落ちそうに,下の岩の上に乗っています。言い伝えによれば,巨人たちが岩をそこに置いたと言われています。

オウランカ国立公園

オウランカ国立公園では,ハイキングできる道があちこちにあり,フィンランドにあるきわめて印象的な幾つもの滝を見ることができます。

フィンランドの夏:いちばんしたいこと

フィンランドの夏季は,フィンランドの冬季とはまったく違っています。夏季は長く暖かで,ひとつの「日中」がほぼ2か月続きます。つまり,夏の盛りの間は太陽が完全に沈むことはありません。この期間の夜は「白夜」と呼ばれ,フィンランドの場所によって,日中または夕暮れの明かりが夜通し輝いています。ここが「白夜の地」と呼ばれるのも,不思議ではありません。

ビルベリーを摘む人

ヌークシオ国立公園

ヌークシオ国立公園に行けば,ベリーとキノコ摘みができます。それは本物のフィンランド体験でしょう。ビルベリー,クラウドベリー,コケモモは,味がよく栄養価も高いです。

ヒエタニエミ

この場所はヘルシンキ郊外に位置する,フィンランドの海岸沿いの地域です。ビーチに沿って並ぶ地元の店やレストラン,サウナなどが楽しめます。

セウラサーリ

古い木造の建物を保存する野外博物館で知られたセウラサーリは,ヘルシンキ郊外の森に囲まれた島です。

フィンランドの冬:一番したいこと

フィンランドの冬季は,夏季とは際立って対照的です。北部のラップランドでは12月中に太陽が昇ることはなく,国の南部で太陽が昇るのは一日に6時間だけです。

日差しがほとんどないという暗い状況にもかかわらず,フィンランドは冬には魔法のような旅先となります。フィンランドで過ごす冬の時間を有効活用するために良い方法を幾つかここに紹介します。

オーロラ

オーロラ

9月から3月の間にラップランドを訪れると,北極光つまりオーロラを見る一番良い機会になります。

サーラ・トナカイ公園

サーラ・トナカイ公園では,現在も昔のままに群れを成す絶滅を免れた野生のトナカイたちを見ることができます。威厳あるこの在来動物のすばらしさを見てください。さらに,そりに乗ったり,氷上で釣りをしたり,(その気さえあれば)氷の浮かぶ水中で水泳をしたりすることもできます。

フィンランドのガラス製イグルー

ルミリンナ

この城はすべてが氷で作られ,毎年冬に再建されます。

カクシラウッタネン北極リゾート

静かな森に位置するこのホテルは,オーロラをじかに見上げることのできるガラス製のイグルーで有名です。 

フィンランドの史跡

中世の城から博物館まで,フィンランドには国の歴史が分かる様々な史跡があります。お勧めの史跡を幾つか紹介しましょう。

フィンランドで訪れるべきもう一つのお勧めの場所,オラヴィ城

オラヴィ城(オラヴィンリンナ)

この有名な15世紀の城は,敵からの守りを固めるために湖の中央に建てられました。幾つもの橋を渡って城に入り,ガイド付きのツアーでその歴史を学んでください。

スオメンリンナ

スオメンリンナ

1748年にスウェーデン人によって建てられたこの印象的な要塞を訪ねるには,ヘルシンキからフェリーを利用します。この要塞は,約290の施設を囲む壁が6キロメートルあり,8つの島にまたがっています。城壁内には6つの博物館もあります。

ランビヴァーラ・アメジスト鉱山

このアメジスト鉱山は,この種の鉱山としては,ヨーロッパで現存する唯一の鉱山です。徒歩かスノーモービルで鉱山に行き,その歴史を学びましょう。自分自身でアメジストを掘ることができます。

パイクスガット

パイクスガットとは,二つの島の間にある狭い水路を指します。船乗りたちにとって,悪天候が回復するのを待つ安全な場所として機能しました。島の沿岸には,中世以来の航海者たちがエッチングを刻んだ岩を見ることができます。 

文化的な受け継ぎとは何でしょうか。先祖の母国を訪ねる準備として,先祖にさらに敬意を示すために何ができるでしょうか。ここで理解を深め,少しの時間,フィンランドについてさらによく知り,あなたの家族の物語を見つけてください。

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