家族歴史の問題の分厚い壁に対する答えになるだろうと分かっているただ一つの記録を検索していて,それを見つけられないとイライラするものです。検索を向上して見つけにくい記録を見つけるためのヒントを幾つか紹介します。
姓または場所のみで検索する
FamilySearch.orgのホームページで「検索」をクリックまたはタップして,ドロップダウンメニューから「記録」を選択すると,索引化された記録を検索することができます。

皆さんは,名前や出来事の場所と年を使用する従来の記録検索に精通していることでしょう。ですが,以下のアイデアを試したことがありますか。
姓のみで検索する
例えば,あなたの先祖にはオンラインで利用できるデジタル化された出生記録がありますが,その記録は「Baby Phillips(赤ちゃんフィリップス)」として索引化されているとしましょう。出生地の郡と都道府県,および出生年の範囲を少なくとも2年に指定して姓のみで検索すると,探しているものが見つかるかもしれません。
出来事の場所と年のみで検索する
綴りが珍しいせいで,常に誤って索引化されている名前の先祖がいませんか。完全に名前なしで検索してみてください。名前フィールドは空白にし,出来事の郡と都道府県および年の範囲を追加して検索します。以下の例を参考にしてください:

この種の検索を使用すると,対象となる地域と出生年の範囲のすべての索引化された記録のリストが表示されます。次に,リストを調べて,綴りが間違っていることが多い先祖の名前に似ているものがないか確認します。
ワイルドカードを使って検索する
一つまたは複数の文字の代わりにアスタリスク(*)を入力してワイルドカードを使用します。ワイルドカードを使用することで,複数の異なる綴りがあって,それらすべてを考慮して欲しいとシステムに伝えていることになります。

以下の例では,「Nimeth」という姓の綴りが「Nemeth」または「Nameth」になっている場合があります。綴りごとに個別に検索することもできます(これは常に良いアイデアです)が,Nimethの「i」の代わりにワイルドカードを使用することもできます。以下で分かるように,結果リストには様々な綴りの名前が含まれています。

まだ索引化されていない記録を検索する
上記の例にある方法でファミリーサーチの記録を検索した場合,索引化された記録のみを検索します。しかし,FamilySearch.orgでは索引化されていない数百万以上の記録がオンラインで利用可能であり,収集記録の画像を一枚ずつ検索または参照することによってのみ見つけることができます。以下の例を見てみましょう。
ハンガリー人の先祖の生涯の記録を見つけたいと思います。それらの記録の多くはまだ索引化されていません。利用できる記録を調べるためにカタログを検索します。最初にホームページで「検索」をクリックまたはタップし,次にドロップダウンメニューから「カタログ」を選択します。

次の画面では,場所でカタログを検索することができます。検索したい場所はハンガリーのケルメンド(Körmend, Hungary)なので,以下のようにその地名を入力します:

次に,青いボックス内の「検索」をクリックまたはタップします。
結果リストには,ハンガリーのケルメンドについて利用できる3種類の収集記録(教会記録,民事記録,ユダヤ人記録)が表示されます。「民事記録」をクリックします。

民事記録の収集記録のリストが表示され,それらのいずれかを選択して閲覧することができます。この例のために,「Hungary, Vas, Körmend, Civil Registration, 1909–1980」をクリックします。

次の画面では,収集記録の説明が表示されます。ここから,これらの記録の一部は索引化されていますが,すべてが索引化されているわけではないことが分かります。このため,デジタル化された画像を記録ごとに検索または参照したいと思います。

そのためには,「フィルムの注釈/デジタル情報」セクションで必要としている特定の収集記録を見つけて,右端のカメラアイコンをクリックします。すると,以下のようなデジタル画像ビューアーの画面が表示されます。

画像をクリックしてズームインしたり,右矢印キーをクリックして次のページに移動したりすることができます。ほかの役に立つツールを使用すると,情報源ボックスに画像を保存したり,画像を印刷したり,画像を自分のコンピューターまたはフラッシュドライブにダウンロードしたり,その記録を自分の家系図に直接添付したりすることができます。
頻繁に確認する
これらの検索方法から先祖が現れなくても,すべてが失われるわけではありません。ファミリーサーチは実存するすべての記録を所持しているわけではありませんが,FamilySearch.orgで利用できる記録は常に増えているということを覚えておいてください。もしかすると,あなたの家系図を解明する鍵となる記録は,あしたオンラインになる記録のグループに含まれているかもしれません。