記録保管庫から神殿へ:索引作成プロジェクトができるまで

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先祖の名前を神殿に持っていくには,まずそれを見つける必要があります。 索引作成と確認作業のおかげで,以前よりも大幅に簡単かつ素早く先祖を見つけ出すことができるようになりましたが,ボランティアがごく平均的な記録索引化するまでには,多大な努力が必要です。 以下は,プロジェクトが索引作成と公開,さらには神殿にいたるまでの工程をまとめたものです。

1. 記録の発見と優先順位

世界には多くの歴史記録が存在します。 系図家の間でよく知られているものもたくさんありますが,そうでないものもあります。 ファミリーサーチのボランティアが索引作成するには,まず記録集を見つけなければなりません。 記録保管者や図書館の司書,郡書記官,地元の記録をよく知る系図家などと話すことにより,ファミリーサーチの代表者が価値ある記録集を見つけ出すことがよくあります。 好ましいのは,家族関係についての記載があり,生涯情報(出生,結婚,死亡)が含まれており,人口の広範な部分を網羅している記録です。

2. 現場での交渉

系図上の価値のある記録が特定されたら,ファミリーサーチの代表者は記録保管人に働きかけて,記録を公開するための許可を得ます。 最も一般的な取り決めは,取り引きです。ファミリーサーチは情報をインターネットで公開する権利を得る代わりに,デジタル化と公開の費用を負担することに同意します。 管理人も出来上がったファイルのコピーを受け取り,使うことができます。

3. 画像の撮影

公開のための取り決めが交わされると,ファミリーサーチは記録撮影「部隊」を投入します。 以前は記録の撮影といえばマイクロフィルムでしたが,現在ではほぼすべての文書の画像はデジタルカメラを使って撮影されます。 現在,世界各地に275人の撮影者がおり,古い文書を撮影しています。 これらのデジタルファイルは,ハードドライブまたはインターネットを介してソルトレーク・シティーに送られ,品質の確認を受けます。 品質検査に合格すると,次のステップに進みます。

4. 内部スコーピングとスケジューる作成

到着した記録は,さらに詳しく調べられ,どのように利用者に提供するのが最もよいか判断されます。 提供方法は,目録作成(種類や期間,場所などを基に),画像をインターネットで閲覧可能にする(オンライン閲覧),索引作成(十分な数のボランティア索引作成者がいる場合に限る)などです。 その後,プロジェクトはマスタースケジュールに組み込まれ,リソースの準備が整い次第,作業が始まります。

5. 索引作成の設定(翻訳を含む)

索引化する必要のある記録集はすべて,索引作成システムの中に設定されなければなりません。その際,プロジェクトの指示,サンプル画像,フィールドのヘルプ,作業がスムーズに進むように様々な特別な指示が組み込まれます。 多くの記録集は,英語以外の言語のものであるため,言語の専門家の支援も仰ぐ必要があります。 一部のプロジェクトは,大きすぎる,または複雑すぎるため,電子メールやウェビナーなどを通して専門的な訓練を受ける必要があります(例えば,現在進行中の死亡届を対象とした取り組みなど)。

6. プロジェクトが始動!

準備が整うと,プロジェクトはファミリーサーチ索引作成で始まります。 ボランティアは作業内容を確認し,転記した記録をファミリーサーチに返却できるようになります。– Aジェーク・ゲーリング

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