「神殿・家族歴史活動には幕のかなたの人々に祝福をもたらす力がありますが,生者にも同じ祝福をもたらす力があります。」—ラッセル・M・ネルソン大管長,2010年4月の総大会
「準備ができている儀式」機能はファミリーサーチに新たに導入されたツールで,神殿参入用の名前を簡単に探せるようにするため,家族に仕え,神殿の祝福を享受する時間を増やすことができます。この機能を自分で試し,ほかの人々がこの「準備ができている儀式」機能をどう利用しているかを読んでみましょう。
緑なら準備完了—次回の神殿参入用に「準備ができている儀式」機能を利用する
- iOSまたはAndroid用の「ファミリーツリー」アプリをダウンロードします。
- サインインし,「神殿」ページを探します。
- iOSの場合は,アプリ画面の下部にある神殿アイコンをタップします。
- Androidの場合は,左上にある三本線のメニューをタップし,「神殿」を選択します。
- 「準備ができている儀式」ボタンをタップしてから,儀式の種類(バプテスマと確認,イニシャトリー,エンダウメント,親子の結び固め,夫婦の結び固め)を選択します。
- アプリがツリーや神殿目録の中から執行可能な儀式の検索を始めると,間もなくく5名の名前が表示されます。
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注(家族ネームについて):執行可能な儀式が家族の中から見つからなかった場合,「準備ができている儀式」機能はほかの利用者が神殿に提出した名前の中から執行可能な儀式を検索します。このような神殿目録からの儀式は,神殿に提出された順序で提供されます。こうした個人と直接親族関係にあるかどうかにかかわらず,ほかの人々が神殿に提出した儀式を行うことができます。

一人一人について調べてから,その名前を神殿に持っていく
「ファミリーツリー」アプリを使えば,儀式を行う予定の人々について調べることができます。自分との関係を確認するには「関係の表示」をタップします。ファミリーツリーにある生涯の出来事,思い出,写真を確認するには,「個人の表示」をタップします。
名前を確認し終えたら,儀式を予約し,神殿に持っていくカードを印刷するために,画面下にある「続ける」をタップします。(カードの印刷をするうえで助けが必要な場合は,アプリで提供される番号を神殿へ持参すれば,神殿でカードを印刷してもらうこともできます。)
「準備ができている儀式」の活用法
この新たな「準備ができている儀式」機能は,すでに多くの会員に影響を与えており,会員にとって先祖をより身近な存在にするとともに,会員が神殿活動に携わるのに役立っています。サラやギャレット,キルスティンの話を紹介しましょう。

いつでも御霊を感じられるように—サラの話
「『準備ができている儀式』機能のおかげで,常に自分で取り組むことのできる名前があるので,神殿参入がさらにやりがいのあるものとなりました。自分の家族ネームを神殿に持参したとき,御霊の力をほんとうにより強く感じられたんです」と,サラ・ロシャは話しています。
最近,サラとBYUアイダホ校のルームメイトは,一緒に神殿参入をすることで新たな学期を始めることにしました。サラが友人たちに,ファミリーツリーのアプリでこの新しい「準備ができている儀式」機能の使い方を教えると,友人たちはそれぞれ儀式が必要な家族の名前を見つけることができたのです。サラはこう分かち合っています。「ファミリーサーチのアプリを使えるようになったことで,御霊をいつでもより近くに感じられるようになりました。亡くなった方たちをより身近に感じられるようになり,天のお父さまの愛をもっと強く,そばに感じられるようになったんです。」
一人一人が家族ネームを持参することができる—ギャレットの話
「準備ができている儀式」機能を使い始めるまで,ギャレットは自分の先祖のために家族歴史や神殿活動をしたことが一度もありませんでした。しかし,妻のエイミーが亡くなった家族のために神殿活動を行うのを手伝うのは楽しんで行っていました。数週間前,ギャレットが妻とこの新しい「準備ができている儀式」機能を試してみると,ギャレットの家族の中から神殿の儀式が必要な人が5人見つかったのです。その中には,愛する祖父のいとこも入っていました。ギャレットはすぐに,ある種のきずなが築き上げられたのを感じました。
ギャレットと家族は,現在この「準備ができている儀式」機能をよく利用しており,この機能によって家族それぞれが,また家族としても,神殿でより良い経験ができるようになったと感じています。このように話しています。「『準備ができている儀式』機能はわたしたち家族にとってほんとうに祝福となりました。先祖のために神殿の儀式を行うとき,約束された祝福と霊的な力をもたらしてくれるのです。」

「常識」となった「準備ができている儀式」機能—キルスティンの話
キルスティンの息子のベネットは12歳になったばかりで,この新しい「準備ができている儀式」機能を初めての神殿参入で使ってから,この機能が大のお気に入りになっています。キルスティンは,「初めて神殿に参入する子供たちが自分の神殿参入のために常識として名前を持って行くことができるというのは,自分にとって驚くべきこと」だと話しています。
キルスティンのほかの10代の息子たちはほぼ毎週神殿に参入していますが,息子たちは自分のファミリーサーチ・アカウントを使って,定期的に神殿ネームを見つけ,印刷するためにこの新機能を使っています。キルスティンが自分のワードの青少年にもこの機能の使い方を教えると,ワードの多くの会員の中で,この「準備ができている儀式」機能がどれほど青少年の生活を変えるのに役立つかということが話題に上るようになりました。キルスティンがまとめているように,「子供たちにとって,こうした気楽さは普通のことです。子供たちの思いの中には常に先祖が留まるようになり,これからはすべての人にとって,神殿参入がいつでもより個人的なものとなることでしょう。」

あなたの経験
「準備ができている儀式」機能によって神殿での経験がどのように高められたのか,皆さん自身の経験をお聞かせください。下にあるコメント欄にご入力ください。