ファミリーサーチ
どんな家族にも,その中心人物がヒーローであろうと,敵役であろうと共有できるストーリーがあります。善人か悪人かということではなく,ほとんどの先祖は記憶に値し,彼らのストーリーは残す価値があるのです。
2017年ルーツテックにおいて,ハンク・スミスは家族のストーリーがどれほど彼を力づけたか,またどのようにして,同様の力を子供や孫にも伝えていきたいのかということについて,心を揺さぶるストーリーを幾つか発表しました。ハンクが喚起するように,もしそういうストーリーが語り継がれるなら,その実現に向けてわたしたちは決意を固める必要があります。
あなたなら,どのようにして自分の家族のストーリーが語り継がれるようにしますか。今の時点ではだれでも似たようなためらいがあるかもしれません。それに対する答えを幾つか挙げてみましょう:
- 「何について書いたらいいのか分かりません。」必要に応じて書くといっても,すらすら書けないことはだれにでもあり得ることです。その代わり,アイデアが浮かんだらいつでもそれを残せるようにします。ノート,もしくは携帯やタブレット,あるいはコンピューターのメモアプリにそれらを書き留めます。時間のあるときに実際のストーリーを書くか,録音します。
- 「うまく書けません。」ストーリーはだれでも語ることができます。あなたはそれを覚えているのですから,なにも無理してベテラン作家や受賞作家のように,実際の出来事を自分の言葉で表現する必要はないのです。もっと簡単にするために,携帯の音声録音機能を使うことを考えてみてください。ファミリーサーチのモバイルアプリは簡単かつ無料のツールであり,ストーリーを録音してファミリーツリーの先祖に結びつけることができます。もしも語り手としての腕前を上げたければ,手っ取り早いGoogle検索をすることから始められます。
- 「時間がないんです。」一日のうちで,余分な時間をひねり出すのは容易なことではありません。しかし,ほんの少しの時間を利用して,ここかしこに散らばったストーリーを集めることはできます。食事の支度をしているときや,バス停まで歩いているとき,両親やほかの親戚を訪問しているときなどに,ストーリーを携帯に録音します。ストーリーを長くすることや上手くまとめることにとらわれないでください。ストーリーを語る大切な瞬間を共有することに専念しましょう。
- 「テクノロジーに疎いんです。」家族歴史を残すために携帯電話やコンピューターを使うというアイデアよりも,あなたにとってはノートとペンの方が使いやすいと思ったら,心配しないでください。自分が一番快適だと思う方法で家族歴史を記録すればよいのです。あなたの書き綴るものは共有され,子孫に伝えられます。テクノロジーをもっと気軽に使いこなしている家族のだれかがいれば,協力してもらうとよいでしょう。あなたがストーリーを残し,それらを家族ともっと幅広く共有する助けができるとしたら,それは彼らの人生において祝福となります。
今日時間を取って,どのように家族のストーリーが語り継がれていくようにするか計画を練ってください。あなたはそれを後悔しないでしょう。また,未来の家族があなたに感謝することでしょう。