索引作成者と確認作業者は手ごたえのあるチャレンジが大好きです。また，不可能に思える目標を達成するために皆で一致協力することも大好きです。1940年の合衆国連邦国勢調査を索引化するプロジェクトに参加した人々は，一日に1000万以上の記録を処理していく興奮をいつまでも覚えていることしょう。また，去年7月に世界的索引作成イベントの日に参加した6万6千人以上のボランティアも，あの体験を簡単には忘れられないことでしょう。これらのイベントにより，ボランティアは世界各地の同志と結集し，一致して取り組むことができました。
一つのステークやワードに限定されていようと，あるいは世界規模のものであろうと，そのようなチャレンジは楽しくわくわくするもので，教会員を一致させ強めるものです。これらのチャレンジは地元の索引作成プログラムの成功に永続的で前向きな効果を及ぼせます。
地元の索引作成チャレンジを組織し実行するのに，特定のルールはありません。その種のイベントは祈りによって深く検討し，御霊と神権の鍵を持つ人々の導きの下で実行されるべきです。長年の経験から立証されている幾つかの方法があります。地元で索引作成チャレンジを計画する際に役立つかもしれません。
立証されている方法
索引作成で最も成功しているステークやワードは，次のようなチャレンジをします―
- 努力が必要であるが，達成可能： ステークやワードの能力を伸ばし，啓発し，意欲を高める達成可能な目標を立てましょう。
- 時間が明確： チャレンジの開始と終了の時間がはっきりしている方がボランティアが参加しやすいです。
- 神権者に導かれている： 神権指導者は言葉と模範の両面で会員の参加を促せます。
- 参加することが第一の焦点で，生産性はその次となっている： 関わる人々に焦点をあてれば，索引化された記録の数は必然的に増えます。
- 成果がたたえられている： ステークやワードの会員の功績をたたえることで，彼らの意欲を維持しましょう。
- 次に神殿への提出チャレンジが続く： 「索引化の目標を達成しましたが，次はどうしましょうか」という質問に答えて，神殿に名前を提出する力強いチャレンジを続けて出します。研究によれば，索引化と神殿への名前の提出の両方に同等の焦点をあてているワードやステークは，提出することのみに集中するユニットよりも高い提出率があることが示されています。
準備
索引作成チャレンジを成功させるには，準備が必要です。この準備そのものも，人々が力を合わせて一緒に取り組むことにより，一致を生む効果があります。次のことを行って，索引作成イベントに備えられます。
- 参加者全員がLDSアカウントを持っていることを確かめる―。
- 各参加者が索引作成者として登録されていることを確認する。
- ボランティアたちが，この業の大切さと，教会指導者が参加を勧めている理由を霊感を通して理解しているようにする。
- 索引作成ソフトウェアとルールに関する基本的な知識を新しい索引作成者に教えることができる。
- ワードの掲示板，口頭での発表，ソーシャルメディア，電子メール，その他の方法でステーク内で告知してもらう。
競争 vs チャレンジ
競争とチャレンジの違いを意識しましょう。一部の種類の競争は，索引作成の特有の霊的な報いから気持ちを反らせてしまいます。なぜなら，個人やグループが共通の目標に向けて協力することを奨励するのではなく，互いに対抗するように仕向けるからです。実りある索引作成チャレンジは参加と協力と一致を促し，幸福で意欲を高めるような思い出を作るために全員がともに行えるようにするものです。
プロジェクトを完了する
ワードやステークで特定の索引化プロジェクトを引き受けることも効果的です。そうすれば，参加者全員が同じ種類の記録の作業を行い，その記録集に関してグループでノウハウを身につけられるられるからです。そして，参加者が経験を話す際に共通の地盤を持ち，疑問が出たときに互いに助け合うことができます。
これらのヒントや原則が，実りある索引作成チャレンジを行う際に役立つように願っています。ここで採り上げられていない，他の役立つ原則や方法があれば，以下のコメント欄にお気軽にお書きください。―マイケル・ジャドソン
