ファミリーサーチは,人気の無料オンライン系図サービス20周年記念を迎えました。

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20年前,世界的非営利団体ファミリーサーチは,無料のインターネット系図サービスを提供する刷新的な新しいウェブサイトを立ち上げました。20年を経て,ファミリーサーチは成長を遂げている一般向けの先祖関連オンラインサービスにおいてのリーダー的存在となっています。その期間,ファミリーサーチは,世界の系図記録に手ごろな価格でアクセスできるようにし,すべての人に家族歴史の楽しい発見の機会を創造するというその目的に忠実でありながらも,無料のオンラインサービスを拡大し,発展させてきました。

1999年5月24日,FamilySearch.orgは,家族歴史のつながりを作ろうとしている人々にとって宝である何億もの歴史記録への無料アクセスをオンラインで提供し,オンライン系図に関心を持つ人々をとりこにしました。広い視点から見ると,オンラインニュース,電子取引,ダウンロード可能な音楽サービスなどが流行し始めていたときでした。トップウェブサイトの第93位にランク付けされていたGoogleは,ウェブを索引化することによって検索結果から価値のないものをなくし,より消費者に関連したものとするために検索エンジンの役割を再定義しようとしていた将来有望なサービスでした。

FamilySearch.orgでは,新たな発見をするために歴史記録を検索することが,サイトの訪問者にとって引き続き大きな関心事となっています。何百万もの新たな人々が,家族との新たなつながりを求めて毎年ウェブサイトを訪問しています。それには正当な理由があります。今やサイトには70億を越える検索可能な名前と,30億を越える検索可能な歴史記録の画像があります。また,毎年世界中の公文書保管書から3億以上の新たな歴史記録と画像を追加しています。ウェブサイトは,20年前の開設以来,無料のサービス提供を拡大してきました。利用者は,膨大で安定した,共同作業のできるサイトであるファミリーツリーに14億もの先祖を追加してきました。このツリーは,二つの便利なモバイルアプリと統合され,家族の写真を保存したり,家族のストーリーを伝えるのに役立つ音声ファイルを作成することができます。またウェブサイトでは,DNAテスト結果の解説など,非常に便利な支援サービスのすばらしい一覧表も掲載されています。しかも,それらは今もすべて無料で利用できます。

今では退職しているランディー・ブライソンは,1999年にウェブサイトが開設された際,ファミリーサーチITディレクターでした。ブライソンはその重要な日のことを懐かしく振り返っています。彼は,サイトが驚くほど成功を収めていたため,当時インターネット・トラフィック全体の10パーセントを占め,提供していたデータの量(20テラバイト)に基づくと,ウェブサイトの上位10位に入っていたと述べています。ブライソンは次のように言います。「サイト開設当時,サイトへのアクセス量がきわめて多かったため,ユーザーのアクセス時間を一度に30分に制限しなければなりませんでした。驚いたことは,ユーザーが立ち去らなかったことです。彼らはタイムアウトになると,探求を完了するためにまたすぐにログインしたのです。」今日,サイトは早く,そして使いやすくなっています。ブライソンは,サイトユーザーからの驚くほどの感謝の気持ちに感動したと言います。

人々が自宅からオンラインで都合よく自分の先祖の記録に簡単にアクセスできるのを見るのは「とても圧倒的で,感動的で,喜ばしいことでした。」ファミリーサーチのCEOであるスティーブ・ロックウッドは,持続するウェブサイトの人気に驚いてはいません。彼はこう述べています。「個人が自分の家族歴史についてさらなる発見をしたり,新たな家族のつながりを見つけたりするとき,彼らは変わるのです。お互いを違った目で見,特別に扱うようになります。」ロックウッドは,今後利用可能となるウェブサイトの現在開発中のサービスは,サイトの訪問者のために世界中でそのような楽しい発見の経験をさらに作り出すことができる,と述べています。

FamilySearch.orgは,今日も引き続き見事な成長を遂げており,毎週5万人以上の新たな定期利用者を加え,毎年世界中の提供者および公文書保管所から何億もの新しい家族の写真,ドキュメント,ストーリー,および歴史記録を追加しています。FamilySearch.orgで,何が変わったかを確かめ,自分の家系図に新たな家族のつながりを作りましょう。

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