ドイツ語圏の国では,ソーセージやローストポークに加えて,良質のガチョウのローストがクリスマスのメイン料理となることがよくあります。この3つの料理はすべて中世からありましたが,家庭でどれを食べられるかは裕福さ次第でした。産業化時代には,3種類の肉の中でよりめでたいと考えられていたガチョウが多くの家庭で好まれるようになり,手ごろな価格で購入できるようになりました。
材料
- 水 10リットル(2½ガロン)
- 塩 500g(1ポンド)
- 砂糖 150g
- シナモンスティック 1本
- 黒こしょうと白こしょう 各大さじ2
- コリアンダー 大さじ1
- ローリエ 5枚
- ローズマリー 小枝1本分
- タイム 小枝1本分
- ヨモギ 1枝分
- ガチョウ 1羽(約4~5kgまたは8 ½~11ポンド)
- 酸味があるりんご 3個
- オレンジ 1個
- りんごジュース 1/2リットル,自然に濁っていて無糖のもの
- 蜂蜜 100g
- アプリコットジャムまたはゼリー 100g
- 玉ねぎ 3個
作り方
- 水,塩,砂糖,シナモンスティック,こしょう,ハーブ類を大きな鍋に入れ,沸騰させて塩水を準備します。塩水を冷ましてからガチョウを12時間浸します。ガチョウは塩水に完全に浸からなければなりません。
- ガチョウを取り出し,ペーパータオルで軽くたたいてよく乾かします。4等分に切ったりんご(皮をむいても,むかなくてもよい),玉ねぎ,オレンジ,ハーブ類をガチョウに詰め,開口部をルーラード針〔訳注—ステンレス製の焼き串〕で閉じます。
- 1リットルの塩水と1/2リットルのりんごジュースを入れた耐熱皿に,ガチョウの胸部を上にして置きます。
- 180°C(350°F)のオーブンで3時間から3時間半ガチョウを焼きます。肉汁をガチョウの上にかけ,30分おきに回します。必要に応じて液体を追加してください。
- 蜂蜜とアプリコットジャムを混ぜて,ガチョウに塗ります。ガチョウをオーブンに戻して200°C(400°F)の温度でさらに10分から15分間焼きます。ガチョウをオーブンから取り出し,数分間置いてから切ります。
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