ベルリンは歴史と現代生活の魅惑的なタペストリーです。ドイツの首都として,近代建築と国際的な存在感に加えて,膨大な数の史跡や記念碑があります。この総合的な旅行ガイドは,ベルリンですべきことを計画し,ベルリン旅行の一切を学ぶのに役立ちます。
旅行をいっそう思い出深いものにするために,その街が持つ歴史を探索してください。あなたにとって特別なものになるはずです。ベルリン出身の家族がいるかどうか見つける。あるいは家族の歴史の中に受け継がれた文化的遺産があるかどうかを調べます。
探求に役立つクイックリンク:
- ベルリン市内探索のヒント
- ベルリン旅行の時期
- ベルリンでの移動方法
- ベルリンで食事をする
- ベルリンで家族のつながりを見つける
- ベルリンの墓地
- 系図協会とそのほかのリソース
- ベルリンの史跡
- 地元の人のようにベルリンを体験する
ベルリン市内探索のヒント
新しい場所への旅行は,人によっては少々怖いかもしれません。ベルリンで何をすべきか,あるいはどのような習慣に遭遇するか分からない場合は,地元ベルリンの人々が教える次のようなヒントが役立つでしょう。

- ドイツ語のフレーズを幾つか覚える ドイツ語はベルリンで話されている最も一般的な言語です。幾つかの重要なフレーズを学んでおけば,いろいろなことを切り抜けるのに役立つでしょう。あなたが英語を話せば,ほとんどの人も英語を少し話します。
- 日曜日の外出旅行は計画しない 日曜日は多くの場所が休業しており,労働者は週末には待望の休暇を取っています。日曜日はほとんどの市場,多くのレストラン,そして事実上すべてのビジネスが閉じているため,それに備えておく必要があります。
- 静かな時間を守る ベルリンでは,クワイエットアワー(安静時間)は真剣に守られています。午後10時から午前6時まで,騒音は最小限に抑えられています。また,午後1時から午後3時までは静かにすることが礼儀です(場所によっては強制されています)。
- 自転車専用道に注意 自転車専用道は市内全域に巡らされているため,自転車専用レーンに立ったり歩いたりしないように注意してください。
- 現金を持ち歩く カードが使える地域もありますが,どこでも使えるというわけではありません。特に多くの公衆トイレは有料ですので,常に現金を持ち歩く必要があります。
- ほかの人の家では靴を脱ぐ ほかの人の家にお客として招かれた場合,家の中では靴を脱ぎます。
ベルリン旅行の時期
ベルリンでは,5月から9月が最も暖かい期間ですが,4月と10月も暖かい気候になります。5月,6月,9月,10月は快適で穏やかな気温(10°〜21°Cまたは50°F〜70°F)になりますが,人混みに遭遇する可能性も高くなります。7月と8月(21〜27℃または70~80° F)の最も暑い時期に行く場合は,ベルリンではほとんどの場所にエアコンがないため,エアコンが無くても大丈夫なように準備をする必要があります。
冬季のベルリンはそれほど混雑していませんが,その代償に寒くて暗い場所になる可能性があります。冬は-1℃または30°F前後の気温が予想されます。
旅行を計画する際の最も重要な選択の一つが,旅行する時期です。天候,イベント,混雑具合が年間を通じてすべて異なるため,旅行の最適な時期を決めるのは悩ましい場合があります。以下のイベントは,ベルリンに行く時期やそこでの行動を決めるのにも役立つでしょう。
桜の木

毎年春になるとベルリンで最も目に鮮やかな重要な光景が訪れます。ベルリンの歩道に何千本もの桜の木が植えられ,満開になると息を呑むような雰囲気を醸し出します。3月から5月にかけてあらゆる場所で木々が芽を吹きますが,通常,4月中旬までには満開を迎えます。この時期にはあちこちで開かれる桜祭への参加もできます。
- 世界庭園の桜祭
- ブリッツでのブリッツの木の花
- ベルリンの壁沿いの道にある桜花見祭
街なかには目を見張るような自慢の木々のスポットが幾つかありますが,テレビ朝日桜横丁は必見スポットです。ここでは,1,000本以上の樹木がベルリンの壁の道に沿って並んでいます。1989年ごろにベルリンの壁が崩壊した際,日本のテレビ局であるテレビ朝日が募金活動を行い,桜の木をお祝いとしてドイツに贈りました。かつて城壁が建っていた道沿いに並ぶ木々は,春と新しい命を象徴しています。
訪れるなら,木々の美しさと静けさを堪能してください。しかし,その歴史的意義も覚えておいてください。30年近く東西ドイツを隔てたベルリンの壁は,ドイツにとって大きな痛みの時代を表しています。そこは国境を越えて逃げようとして失われた命にちなみ,「デスストリップ(死の無人地帯)」とさえ呼ばれました。

オクトーバーフェスト
オクトーバーフェストは長い期間に及ぶ祭典として,世界的な名声を博しています。オクトーバーフェストでは音楽,民族衣装,カーニバル,ゲーム,ダンスなどとともに,ドイツの食べ物や飲み物があなたを待っています。
お祭りへの参加に興味があるのであれば,オクトーバーフェストが実際に始まるのは気候の穏やかな9月で,10月上旬まで続きます。起源となったオクトーバーフェストはミュンヘンで開催され,ベルリンからは簡単に移動できます。もちろんベルリンで開かれる幾つかのイベントにも参加できます。
ベルリンの地元の人々から得られたこれらのヒントは,オクトーバーフェストを最大限に楽しむのに役立つでしょう。
- 祭りの一部としてビールが有名ですが,イベント期間中はノンアルコールビールも用意されています。
- あなたが耐えられるなら「悪魔の車輪」も試してみてください。回転するプレートの上に乗って,中心にとどまれるかどうかを試みます。
- オイデヴィースン(オクトーバーフェストの昔の呼び名)は,ノスタルジックで歴史的なお祭りです。
- フェスティバルで着用されるドイツの伝統的な衣服である古着のディアンドルやレーダーホーゼンは,VintedやPoshmarkなどのウェブサイトで,安く見つけることができます。
- 飲食物を注文するには座っている必要があるので,テント内の場所を予約しておくと混雑したときに役立ちます。
- カードが使えない可能性があるため,現金を多めに持参してください。
クリスマスマーケット

ドイツには世界でも有数の,絵のように美しいクリスマスマーケットが幾つかあります。ベルリンでは11月から12月にかけて,何十ものクリスマスマーケットが開催されます。クリスマスシーズンにこの地域を訪れるのであれば,この魅惑的なマーケットの一つに参加することは,ベルリンでやるべきリストに必ず加えるべき事柄です。ドイツ建築の織りなすクリスマスの雰囲気は,夢のようです。
宮殿や歴史地区には巨大なそりの丘があったり,ショッピングやアイススケートなどもできるマーケットがあります。非常に多くの選択肢があるので,各人の興味に合ったものが,きっとあるはずです。自分にぴったりのものを見つけるために,ベルリンのクリスマスマーケットガイドを精読してください。
どれを選んでも,クリスマスのイルミネーションとおいしいドイツの飲食物に囲まれること間違いなしです。滞在中にベルリン在住の人々が勧めるこれらのお菓子を試してみてください。
- ゲブランテマンデルン:砂糖漬けの焼きアーモンド
- シャンピニオン:キノコのフライ
- レープクーヘン:ジンジャーブレッドに似た甘いケーキ
- クリストトーレン:マジパンを詰め,粉砂糖をトッピングしたフルーツパン
マーケットで役立つドイツ語の2つの単語:
- プファント(Pfand):マグカップや容器を返品する際に返金される預かり金
- ブーデ(Bude):マーケットの屋台やブース
ベルリンでの移動方法

車に乗らなくてもベルリンを回るのは難しくありません。実際,ベルリンのほとんどの人は車を使いません。駐車場は高額になることもあるからです。代わりに徒歩,自転車,電車,またはバスを利用する計画を立ててください。
自分の自転車を持参できなくても,心配はありません。街のいたるところにレンタサイクルが置かれており,携帯電話のアプリでアクセスできます。自転車を確保したら,自転車専用道を使ってどこにでも行けます。
自転車はすばらしい選択肢ですが,だれもが利用できるわけではありません。バスや電車の巡回路線を利用して,ベルリン市内を楽に移動することができます。ベルリンの公共交通機関のウェブサイトが道案内を助けてくれます。ただし,注意点として,駅に改札口はありませんが,切符を購入する必要があります。車掌が巡回しているときにチケットを持っていなければ,罰金が課せられます。
ベルリンで食事をする
新しい場所を旅するときの醍醐味の一つは,その土地ならではの料理を味わうことです。料理はその歴史から地元の食材,習慣まで,文化について多くの内容が詰まっていて,食物は最も興味深い文化的要素の一つになっています。

ドイツの住人たちはカフェでの食事を好むため,お店はたくさんあります。外食の際,チップは完全に本人次第です。チップを渡す場合は,請求書の端数を切り上げるか,5%から10%を追加します。ウェイターは必ずチップを受け取ろうとは考えていないので,ほとんどの客はゆっくりとのんびりとした食事を楽しんでいます。おいしい選択肢は無限にありますが,地元の人々に中はドネルケバブ(フラットブレッドに包んだ回転式肉焼器で調理した肉)とフラムクーヘン(ドイツ式フラットブレッドピザ)を試すことを,特に勧めする人たちもいます。
ベルリンで自炊するつもりであれば,地元の人たちがベルリンの食料品店で何をすればいいか教えてくれます。
- ドイツはパンで有名 パンの種類は数十種類あり,ほとんどの店舗にはパンスライス機が設置されています。
- リサイクル 空きボトルをゴミ箱に捨てないでください。その代わりに,店舗の回収箱に返却して,現金を受け取ってください。回収箱がなければ,ゴミ箱のそばに置いて,代わりにほかの人がボトルを返せるようにしておきます。
- ちょっとした会話を期待しない レジ係があいさつ代わりの言葉をかけてこなくても,気分を害さないでください。ベルリンの人々は概して自分の言葉を閉じ込めて,世間話をするのは一般的ではありません。ドイツ人は率直で正直なコミュニケーションを優先し,それで失礼とは見なされません。
- 卵と牛乳は室温で置かれている 冷蔵コーナーに卵や牛乳を探しに行っても無駄です。
- ボトルは個別にも分けて売られる 6パックなどのボトルパッケージでも個別に販売されています。1つ,2つだけ必要な場合は,恥ずかしがらずにラップを外してください。
- 食料品は自分で袋詰めする 食料品店では袋に入れてくれませんので,購入品は自分で袋に詰めることを覚悟してください。
- 内税表示 値札に表示されている価格は,レジで支払う最終価格です。
- 顧客がいつも正しいわけではない ドイツ人は多くの問題が自分たちではどうすることもできないことを認識しているので,自分にかかわりのある問題でなければ,その場で騒ぎ立てないでください。

ベルリンで家族のつながりを見つける
ベルリンで訪れるべき意義深い場所を見つけて,旅行を最大限に活用しましょう。その方法の一つは,あなたの家族歴史にとって重要な場所だけでなく,ベルリンにいる家族を見つけることです。受け継ぎの旅は,過去とつながるための最良の方法の一つです。
ベルリンに先祖や家族がいるかどうか確信が持てない場合は,ファミリーサーチを利用してみてください。これは世界最大の共有家系図をもつ,無料の系図ウェブサイトです。いったんファミリーツリーにつなげると,世界規模のコミュニティーが構築したファミリーツリーの助けを借りて,自分の先祖を見つけられるようになります。
簡単に試せて,過去,現在の親類について豊富な情報が得られます。このガイドはファミリーサーチを使い始めるのに役立つでしょう。
共有の家系図にアクセスしたら,この共同で使用できる世界地図を使ってベルリンまたはその近辺に,あなたの家族にとっての歴史的な意味を持つ目的地があるかどうか調べてみましょう。
ベルリンの墓地

愛する人々の名前や物語を覚えておけば彼らを鮮明に思い出すことができ,家族の歴史や自分自身をよりよく理解するための手立てになります。墓地を訪れることで亡くなった人々とのより深いつながりが生まれ,その場所の来歴に対する理解が深まります。ベルリンで何をすべきか考える際,街の歴史と自身の歴史に対するこれまでにないアプローチの仕方を検討してみてください。
これらのファミリーサーチの地図は,家系図に記されたあなたの家族が埋葬されている墓地の位置を,世界中から示しています。それらを使用して,ベルリンの墓地を探してください。
また,Find a GraveやBillionGravesなどのリソースを使って,特定の場所にいる自分の家族につながりのある姓を検索して,どの墓地が出てくるか確認することもできます。
特定の墓地が思い浮かばない場合でも,墓地に時間を割く価値は十分にあります。混雑した都市の喧騒から離れて,自分より先に生きた人々の生活や物語に思いをはせることは,深く豊かな経験となるでしょう。これらの墓地は,ベルリン滞在中に訪れる価値があります。
訪問できるそのほかの墓地については,こちらのlist of Berlin cemeteries(ベルリンの墓地リスト)を参照してください。
系図協会とそのほかのリソース
ベルリンに親族がいることが分かっていて,もっと情報を得たいと思ったり,あるいは彼らに関する特定の情報を見つけることができなかった場合,地元の協会,図書館,記録保管庫が親族の物語を明らかにするのに役立ちます。次の機関も参考にしてください:
- ファミリーサーチセンターと提携図書館は,系図を探求するために必要な無料の支援やリソースを,一般の人々に提供しています。
- 系図協会は,探求の支援を提供できる場合とできない場合がありますが,編さんされた系図や定期刊行物を出版することもあり,特殊なコレクションや記録保管所を利用できるが場合あります。(こちらのドイツ系図協会の一覧を参照してください。)
- 図書館と公文書館は,通常,歴史記録が保管されている私設または公営の建物です。それらには,オンラインでは入手できない,先祖に関する情報が含まれているかもしれません。彼らのサイトにアクセスするか事前に電話して,予約が必要かどうか,または何を持っていくべきかを確認してください。(こちらのベルリンの図書館と公文書館リストを参照してください。)
- 歴史協会は歴史的に重要な意義を有する管轄地域の情報を持ち,ベルリンに住む親族の過去の経験についての背景を提供してくれます。また,歴史ツアーを企画することもあります。
事前にオンラインでよく調べ,ベルリンの先祖に関する情報を集めておくと,旅行は概ね有意義なものとなります。特に,ドイツ人の先祖にゆかりのあることが分かっている名前や日付,場所を調べていくとよいでしょう。次の2つのガイドは,旅行前に自主的にドイツ人の先祖探求をするのに役立ちます。
ファミリーサーチセンターも,旅行前の家族探求に役立ちます。最寄りのファミリーサーチセンターを探す。
ベルリンについて学んだり訪問したりする際に検討すべき協会や系図リソースを,ここに幾つか紹介します:
場所は教会の建物の中にあり,非営利組織のファミリーサーチインターナショナルによって管理運営されているため,センター営業時間,連絡先情報,センターで話されている言語に関する情報などを,サイトで見つけることができます。
このウェブサイトは豊富な保管記録情報を有し,ヒントやヘルプリソースなど,ほかにもいろいろなものがあります。
ベルリンの史跡に関する月ごとの訪問情報は,彼らのサイトで入手できます。また,ベルリンの博物館やそのほかの協会のリストもあります。
彼らのサイトには,ベルリン出身の家族の情報を要請する方法に関して,役立つ説明があります。
公文書館を活用して先祖を探索するための情報は,彼らのサイトで見つけることができます。また,さらに多くのリソースを持つ地方の公文書館を見つけるための重要な情報も,見つけることができます。
ベルリンの史跡
ベルリンは豊かな歴史を持つ都市です。ベルリンで何をすべきか探しているなら,きわめて重要な体験ができるサイトがたくさんあります。ここに紹介する記念碑や城,そのほかによって歴史の旅に出てみましょう。
1. ブランデンブルク門

ブランデンブルク門は18世紀の記念碑で,かつてベルリン宮殿に通じる道の城門として機能しました。その歴史を通じて,この門は主要な政治的瞬間において使用されてきました。ナポレオン自身も象徴的な意味を込めて凱旋行列でこの門をくぐりました。
その1世紀を越えた後,ベルリン市民はベルリンの壁の建設に抗議するため,ブランデンブルク門に結集しました。東西ドイツを分けるベルリンの壁が出来上がると,門は無人地帯に位置することになり,遠くからしか見ることができなくなりました。壁の崩壊により,この記念碑は平和とドイツ再統一の象徴となりました。
2. ヨーロッパで虐殺されたユダヤ人の記念碑
このホロコースト記念碑は2,711枚の大きなコンクリートの石板が並んでいるのが特徴です。石板の高さは様々で,角度や位置もやや不規則です。ゆがんだデザインは,来場者に不安や不確実性を感じさせることを意図しています。それはバランスが崩れた社会の秩序を表しています。
記念碑の下には,ホロコーストにおけるユダヤ人犠牲者の名前と物語が収められた地下情報センターがあります。写真や日記,手紙で個人の思い出をたどってみましょう。
3. ベルリン大聖堂

ベルリンで最も印象的な建築物の一つは,ベルリン大聖堂です。このプロテスタントの大聖堂建設は1905年に完成し,ベルリン宮殿の礼拝堂として役割を果たしました。大聖堂ではコンサートも行われます。
4. 空っぽの図書館
第二次世界大戦中,ナチスはナチスの見解を支持しない本を没収し,公衆の面前で燃やしました。ベルリンではベーベル広場という公共の広場で,本が燃やされました。広場では石畳にはめ込まれた窓から,空っぽの本棚の列を見下ろせるようになっています。よく探さないと見逃されがちですが,この記念物には大きな意義があります。「空っぽの図書館」として知られており,焚書の名残となっています。
5. ジャンダルメンマルクト
ジャンダルメンマルクトは,ベルリンにある荘厳な公共広場です。そこにはドイツ大聖堂,フランス大聖堂,コンツェルトハウス(コンサートホール)という,3つの際立って印象的な歴史的建造物があることで有名です。フランス人移民がベルリンに定住した17世紀に,この広場は建てられました。
6. The Deserted Room(打ち捨てられた部屋)
ベルリンの小さな公園,コッペンプラッツにある,シンプルながらも力強い彫刻が,重要な記憶を担っています。金属製のテーブルと二脚の椅子が置かれています。一つはひっくり返っており,もう一つは立ったままです。「打ち捨てられた部屋」として知られるこの彫刻は,ユダヤ人やそのほかのホロコースト犠牲者が何の前触れもなく家から連れ去られたときに,ひっくり返された多くの家を描いています。
7. ストルパーシュタイン

ヨーロッパ全土で,ストルパーシュタインと呼ばれる真鍮の銘板が通りに設置されています。ナチス・ドイツによる犠牲者の名前が刻まれた銘板は,犠牲者の最後の住まいの前に置かれています。作者であるグンター・デムニヒは「人はその名前が忘れられたときにだけ,忘れ去られてしまう」と語りました。
ストルパーシュタインとは「つまずきの石」という意味で,その名前にはいろいろな意味が込められています。偶然に出くわすものという意味がこの銘版にはあり,日々の生活の中で思い出せるものとなっています。
8. 博物館島
シュプレー川の中州,シュプレー島には,ペルガモン博物館,ボーデ博物館,新博物館,旧国立美術館,旧博物館の5つの世界的に有名な博物館・美術館があります。これらの博物館・美術館は,様々な時代や文化の美術品,彫刻,工芸品の印象的なコレクションを展示しています。
ユネスコの世界遺産にも指定された有名なスポットです。最初の博物館は1830年に開館し,現在では旧博物館として知られています。それ以来5つの博物館が建設され,博物館島として知られるようになりました。
地元の人のようにベルリンを体験する
旅行者としてなじみのない地域で,観光客にとっての罠にならないような場所を知ることは,難しい場合があります。ベルリンで地元の人々が何をしているのか知りたいなら,これらのアイデアが役立つかもしれません。ベルリンには古道具市場,農産物直売所,ブティック,ヴィンテージショップなど,たくさんの見どころがあります。地元の人々や観光客に人気のたまり場であり,街の魅力を垣間見ることができます。特に,地元の商品が山積みされた歴史のある屋内型マーケット,「マルクトハレ・ノイン」を試してみてください。

外出するときには,街の大きな中央公園であるティーアガルテンに立ち寄ってください。公園は街の中心部にある数百エーカーの敷地に広がり,スポーツ記念碑,音楽,いろいろなものがあります。
しかも地元の人によると,アレクサンダー広場ではスキップをして回りたくなるそうです。ここは観光客には有名な人気の広場ですが,しかし,地元の人はたいてい避けています。広場で売られている品物は値段が高く,しかも混雑しており,街の他の場所ならもっとましなことができると分かることがよくあります。それでも行きたければ,テレビ塔は値段が高いですが,上から見る街の眺めは壮観です。
終わりに
ベルリンへの旅行は,何をしてどこへ行こうとも,ほかではできない多くの体験ができることは間違いありません。この街の深い歴史を探求したり,先祖の思い出を見つけたり,地元のお店を楽しんだりと,あなたの旅を特別にするものを見つけてください。その過程で,写真を撮り,経験を書き留めて,思い出を何年にもわたって保存しましょう。
ファミリーサーチでは,あなたとあなたの家族をつなぐことを大切にしており,楽しい発見体験や家族歴史サービスを無料で提供しています。それはなぜでしょうか。わたしたちは家族を大切にし,世代をつなぐことは,現在そして永遠にわたってわたしたちの生活を向上させることができると信じているからです。ファミリーサーチは,非営利組織であり,末日聖徒イエス・キリスト教会によって運営されています。わたしたちについてもっと知りたい方は,こちらをクリックしてください。