巡礼地:先祖が歩いた場所を歩く

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巡礼には様々な種類のものがありますが、それぞれに独自のストーリーがあります。 宗教団体の会員限定の巡礼もあれば、外部の訪問者も参加できるものもあります。 ほとんどの巡礼は広範囲にわたっており、数週間、あるいは数か月に及ぶこともありますが、多くの巡礼は、人々が参加できるように可能な範囲に分けて行われます。

巡礼に行きたいけれども、どこから始めればよいか分からない場合は、あなたの家族歴史についてさらに学ぶことを検討してみてください。 FamilySearch.org で ファミリーツリーを作成することによって、先祖がどこから来たのかを発見し、彼らが訪れたり、そこに居住していた可能性がある巡礼を選ぶことができます。

参加をご希望されている方に現在お試しいただけるいくつかの有名な巡礼地を以下にご紹介します。

巡礼者の道
Inside of a cathedral
所在地: 英国南東部

距離: 192キロ(119マイル)

この巡礼はイギリスのハンプシャー州ウィンチェスターから始まり、カンタベリー大聖堂と大司教トマス・ベケットを祀る廟へと向かいます。
アブラハムの歩いた道
Landscape on Abraham's Path pilgrimage
所在地: 中東

距離: 1078キロ(670マイル)

アブラハムの歩いた道では、古代の聖書に登場するアブラハムが生涯に経験した出来事が起きた場所を訪れながら、中東の至る所にある古代の史跡を辿ります。
フランチジェナ巡礼路
A man walks down a pathway on a pilgrimage
所在地: イタリアのローマ

距離: 1700キロ(1056マイル)

フランチジェナ巡礼路では、何世紀も前に巡礼者が歩いた古代の道を歩き、ペテロとパウロが永眠する地を訪れます。 訪問者は、ヨーロッパの中心部を横断します。
カミーノ・デ・サンティアゴ
A sign for the Camino de Santiago pilgrimage
所在地: スペイン

距離: 804キロ(500マイル)

カミーノ・デ・サンティアゴは、何世紀にもわたって巡礼の地とされています。 多くの人々が、使徒ヤコブの神殿を訪問するために、海を渡ってさえもしてこの巡礼路を歩きました。
熊野古道の7つの参詣道
A woman on a Japanese pilgrimage
所在地: 日本

距離: 4.5~17キロ(3~10.5マイル)

美しい景観と古代の神社に囲まれた参詣道です。 社会のあらゆる分野の巡礼者が、1000年以上にわたって旅を続けてきました。
聖オーラヴ街道
The outside of a Cathedral in Norway
所在地: ノルウェー

距離: 640キロ(400マイル)

人々は鉄器時代からこの街道を歩いてきました。 ニーダロス大聖堂と聖オーラヴを埋葬した場所に通じており、ノルウェーのほとんどすべての国王がこの地を旅したため「王の道」と名付けられました。
ウアリンガス湖
A man looking out into a landscape
所在地: ペルー

距離: 1198キロ(1929マイル)

この巡礼地はワンカバンバ山脈の中にあります。 訪問者に癒しと活力をもたらすと古代から信じられているラグーンが14か所あります。

様々な文化や地理、歴史についてさらに興味がおありの場合は、巡礼地を実際に訪問することをお勧めします。 巡礼することで、単にネットで画像をスクロールしたり記事を読んだりするのではなく、五感を使って地域を探索することができます。 先祖が日々の生活の一部として経験してきたのと同じ気候を体験したり、同じ光景を見ることができます。 どの巡礼地をお選びになるにしても、皆さんが幸せな旅をなさることと願っています。

あなたに合った継承巡りの旅を計画する

2021年7月13日
継承巡りの旅とは、過去の文化や場所を理解するために旅することです。これには、祖先の文化や住んでいた場所なども含まれます。 継承巡りの旅で最高の体験をするための方法をこちらにご紹介します。 家族歴史など歴史を理解するのに最も良い方法の一つとして、それを再び体験できる場所に行くことが…

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