オリンピック選手タラ&ハンター・ウッドホール夫妻、ルーツテック2025であきらめない心を語る

カービー・ヘイボーンとともにルーツテックのメインステージに座るタラ・デイビス・ウッドホールとハンター・ウッドホール

ルーツテックの観客は、幸せな結婚生活を送っているオリンピック陸上競技の優勝者であるハンター・ウッドホールとタラ・デイビス・ウッドホールにすぐに魅了されました。

両選手はパリ2024大会に向けてトレーニングを積んで参加し,タラはオリンピックに,ハンターはパラリンピックに出場しました。タラは女子走り幅跳びで金メダルを獲得しました。ハンターは4×100mユニバーサルリレーで銅メダル、男子T62 400m走で金メダルを獲得しました。

走り幅跳びで優勝した直後、タラはすぐに夫が座っているスタンドに走って行きました。タラはハンターを抱き締め、一緒に勝利を祝いました。この瞬間は、パリ2024オリンピックで最も記憶に残る勝利の1つとなりました。ハンターは2週間後にパラリンピックに出場し、男子400メートル走で金メダルを獲得しました。

オリンピックでの心温まるハグの映像が流れると、ルーツテックの司会者であるカービー・ヘイボーンはこう叫びました。「力を合わせれば、二人は無敵です!彼らのストーリーは、メダルを獲得することだけではありません。レジリエンス、パートナーシップ、そしてあらゆる困難を乗り越えてお互いを高め合うことなのです。」

陸上競技上での愛

ルーツテック2025のメインステージに立つタラ・デイビス・ウッドホールとハンター・ウッドホール

ヘイボーンがオリンピックの出会い系アプリで出会ったのかと尋ねると、2人とも笑いました。「陸上競技での出会いよ」とタラは言いました。

アイダホ州の高校の陸上競技会で出会ったとき、この二人はまだ高校生でした。ハンターは競技会でタラを見るなり、友人に「いつかあの子と結婚する」と言いました。同じ大会で、ハンターの誕生日であることを知らずにタラは、彼のレース後ハグしに行くことにしました。「あの人はすばらしいわ」とタラは友人たちに言いました。2人は高校から大学までずっと連絡を取り合っていました。2022年、ハンターの予言は的中しました。タラと結婚したのです。

今、タラとハンターは毎日一緒にトレーニングをしています。タラは言いました。「わたしたちは同じコーチから習い、トレーニングスケジュールも同じです。そして食事も同じものを食べます。」彼らはカービーに、互いへのサポートがどのように彼らの関係を強くしたかについて話しました。

家族からのサポート

ヘイボーンは、人生とスポーツの旅の両方で自分たちのそばで助け支えてくれたのはだれか尋ねました。

タラは、4歳から18歳までトレーナー兼コーチを務めた父親の影響について話しました。「父はわたしの能力をほんとうに理解してくれていて、一度もわたしを疑ったことはありませんでした」と父親について語りました。

ハンターは、自分が生まれた瞬間から、家族がいつもそばにいてくれたと話しました。彼は先天性欠損症を持って生まれ、生後11か月で両足を切断しました。ハンターは「人生の初日から、わたしはその後の人生で一番難しいことに取り組んできました。そのため、悲観させられることはたくさんありましたが、家族は全員わたしの味方になっていつも前向きなことを言ってくれました。」家族のおかげで、障害があっても、夢を追いかけ、何ができるかを見つけることができたのです。

ハンターはまた、数年前にがんで亡くなったおじのワイアットについても「自分に揺るぎない信頼を寄せてくれた人の一人でした」と懐かしそうに語りました。おじはパラリンピックのレースを見ることができなかったため、ハンターはゼッケンにおじの名前を書いて、おじの思い出に敬意を表しました。

家系図の発見

メーガン・ヤング・マクラナハンが、ルーツテック2025でタラ・デイビス-ウッドホールとハンター・ウッドホールとともに家系図の発見を分かち合います。

夫妻には特別なサプライズが贈られました。ファミリーサーチ系図学者のミーガン・ヤング・マクラナハンがステージに登場し、二人の家系図の発見について話しました。

「わたしたちが見つけたのは、強さ、決意、そして誇りの伝統でした」と彼女は言います。マクラナハンは、テキサス州で著名なボクサーだった曽祖父のリーシー・デイビスについてタラに話しました。1940年の国勢調査では、リーシーの職業は「靴磨き」と記載されていましたが、1950年までに、彼は1950年の国勢調査で「ボクサー」が彼の職業として記載されるほど一生懸命に取り組んでいたことを説明しました。「鳥肌が立ったわ」タラは驚いて言いました。

ハンターの家系には、逆境に真っ向から立ち向かった、鼓舞してくれる女性たちがたくさんいました。マクラナハンは、ハンターの母親がポリオで亡くなった後、孫を育てた曾祖母について話しました。「54歳で4歳児を養子にするには、相当な覚悟が必要です!」と彼女は叫びました。ハンターはまた、夫が若くして亡くなり、9人の子供を独りで育てなければならなかった3代目の曾祖母についても知りました。彼女は夫を亡くしただけでなく、9人の子供のうち5人を埋葬しました。ハンターは、ファミリーサーチの系図学者の調査により、自分の家系図が広がっているのを見てほほえみました。

誇りにすべき受け継ぎ

カービー・ヘイボーンは、先祖からの受け継ぎが彼らにどのような影響を与えるかについて夫婦に尋ねました。

金メダルを獲得した後のタラと、金メダルを獲得した後のハンターの並んだ画像。

ハンターは人生における女性たちを称賛し、赤ん坊のころに足を切断されてから、母親がジョージア州からフロリダ州まで定期的に車で行ってくれたこと、また面倒をよくみてくれて、忍耐強くなれるよう助けてくれたことを話しました。「わたしたちがここにいるのは、強い女性たちが人生で払ってくれた犠牲と決断のおかげです」と彼は付け加えました。

タラも自分の思いを付け加えました。「決して諦めないという信念を受け継いでいくことはほんとうにすばらしいと思います」と彼女の曽祖父、そしてボクシングのキャリアに言及しました。

ハンターは自分がどこから来たのかを知ることで、将来なりたい姿が形造られることについて話しました。「それがすべてだと思います」と彼は言いました。「どのように今の場所にたどり着いたかを覚えておくことは、次のステップに進み、伝統を受け継いでいく方法を知るために重要です」と彼は付け加えました。彼の姓は、先祖が与えてくれた受け継ぎを思い出させるものです。「ジャージの背中に書いてある名前には、とても大きな意味があります」と彼が言うと、タラはうなずきました。「わたしたちが持つ最も価値のあるものはわたしたちの名前です」と彼は言いました。

ハンターとタラの次の試合は、世界選手権と全米選手権です。大学時代以来初めて、2人は同じ全米選手権に出場することができることを、とても楽しみにしています。「わたしたちはただトレーニングを続け、良い知らせを共有し続けます」とタラは言いました。

ステージを去るとき、パリでの金メダルを取り出し、観客に掲げると大きな拍手が起こりました。タラとハンターのメッセージは、聴いた人全員の心に感動を与えました。

ルーツテックとは?

ルーツテックは、家族歴史を通して学び、インスピレーションを得て、つながりを築く場です。ファミリーサーチが主催し、他の主要系図組織が後援するルーツテックには、専門家が指導する何百ものクラス、ヒントやコツを紹介するビデオ、インスピレーションあふれる物語が用意されており、これまでにない家族歴史体験を得ることができます。オンデマンド形式の学習ライブラリーにアクセスするか、次回開催されるオンラインまたは対面での大会イベントに参加する計画を立てましょう。


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