亡くなった親族のために神殿のバプテスマを行うことは，すばらしい経験となるでしょう。会員が代理のバプテスマを行うために初めて神殿推薦状をもらうとき，あるいはしばらく参入していなかった神殿に再び参入するとき，それらの会員にとっては恐らく初めて神殿に家族の名前を持参するのを助ける，指導者にとってすばらしい機会となります。家族ネームアシストは，指導者と書記のためのリソースで利用できるシンプルかつ新しいツールであり，会員が家族ネームカードを準備し印刷するのを助ける手順を段階的に示します。このツールは使いやすく，わずか数分でプロセスは完了します。
家族ネームアシストを使用すれば，ビショップリックのメンバーや支部会長は，神殿推薦状の面接の間に，会員に家族ネームカードを渡すことができます。ほかの指導者もこのツールにアクセスすることができ，同様のプロセスで会員を助けることができます。家族ネームアシストは，家族の名前を準備する際に必要なプロセスと確認の多くを簡略化し，自動化することで，会員とその会員を支援する指導者がさらに霊的なことに焦点を当てた話ができるようにします。指導者と会員は，救い主に，そして神殿での奉仕が永遠の家族にもたらす喜びに，焦点を当てることができます。
指導者と書記のためのリソースからツールにアクセスできる指導者
この新しいツールは，神殿推薦状発行のプロセスの一部として追加されましたが，ほかの幾つかの状況にあってもアクセスが可能です。会員の神殿参入の準備を助けているビショップや支部会長は，家族ネームアシストツールを使って会員を支援するとよいでしょう。それほど時間を要さないからです。また，指導者と書記のためのリソースにアクセスできるほかの指導者に，このツールを使うように勧めてもよいでしょう。アクセスできるのは，次の召しを受けている指導者です：
- ビショップリック顧問，支部会長会顧問
- ワード幹部書記，ワード書記
- 長老定員会会長，扶助協会会長
- 若い女性会長
- 日曜学校会長，初等協会会長
- ワード伝道主任
- 神殿・家族歴史主任
神殿推薦状を発行する責務を負うビショップリックや支部会長は，指導者と書記のためのリソース（LCR）で，代理のバプテスマの推薦状を発行するプロセスの一部として，会員メニューと神殿推薦状にある家族ネームアシストツールを見つけることができます。
2024年3月または4月から，ワード評議会のさらに多くの会員が，指導者と書記のためのリソースにある神殿メニューの会員が家族の名前を印刷するのを助けるから同ツールを見つけることができるようになります。
指導者に，指導者と書記のためのリソース内で会員を助けるための招待が送られると，その指導者のLCRコミュニケーションボックスのメッセージに通知が表示されます。その招待には，家族ネームアシストツールへのリンクが含まれます。
指導者と書記のためのリソース以外から家族ネームアシストツールにアクセスできるその他のヘルパー
神殿・家族歴史相談員，ミニスタリングシスターやミニスタリングブラザー，そのほかの人も，初めてカードを印刷する会員を助けるためにこのツールを使うことができます。会員自身が同ツールを使用することもできますが，指導者は必要に応じて会員を支援する人を確保します。
指導者やそのほかのヘルパーは，調整し合って，新会員が亡くなった家族のために神殿で奉仕することについてもっと学べるように助けるべきであり，可能であれば彼らと一緒に神殿に参入するとよいでしょう。
指導者と書記のためのリソースにアクセスできないヘルパーは，ここから家族ネームアシストにアクセスできます。
新会員，青少年，エンダウメントを受けていない成人は，ここから家族ネームアシストにアクセスできます。
家族ネームアシストツールのプロンプトは，初めてでも利用しやすいものになっています。ここにあるプレビューページで，体験の概要を見ることができます。
家族ネームアシストをいつ使用すべきか
会員が家族ネームを印刷するときに，最初の数回はこの新しいツールを使用してください。会員は自分の記憶だけで近親者（祖父母，親，配偶者，きょうだい，子供）の名前を準備できるので，詳細な調査は必要ありません。会員が亡くなった近親者を思いつかない場合，このツールには準備ができている儀式を使用するオプションがあり，ファミリーツリーに入っているバプテスマと確認の儀式を行える遠い親戚や神殿共有ネームを調べることができます。
このツールは，家族の名前を準備するプロセスにおいて，会員のために次の手順を簡略化する助けとなります：
- ファミリーサーチアカウントの作成や，一般アカウントと教会記録番号の接続を自動化する
- ファミリーサーチ・ファミリーツリーに保存される家族に関する情報の追加を簡略化する
- 重複のチェックと儀式を行うのが可能かの確認を自動化する
- 神殿儀式のための名前の予約を自動化し，家族ネームカードの印刷を簡略化する
このツールには，会員が霊的な原則と神殿での経験に備えるための提案をよく理解できるように，指導者が会員を助けるうえで役立つプロンプトも付いています。
家族ネームアシストは，会員がファミリーサーチにすでに入力済みの情報を認識して使用します。ユーザーが家族ネームアシストツールを使用して入力したものはすべて自動的にファミリーサーチに保存され，後で会員のファミリーサーチアカウントからアクセスできるようになります。
会員が近親者のために代理の儀式を行い，初めてまたは最初の数回の経験を通して神殿について学んだ後，指導者は，神殿・家族歴史相談員，ミニスタリングブラザーまたはミニスタリングシスター，その他の人々と協力して，会員が FamilySearch.org に自分の家族に関する情報をさらに入力できるよう助けることができます。会員が準備のできたときに，ファミリーサーチにさらに多くの情報を入力すると，神殿に参入する際に準備ができている儀式を定期的に使用しやすくなります。ワードのヘルパーは，情報を見つけるのが難しい亡くなった家族について調べる方法や，神殿儀式の許可が必要な関係を追加する方法を会員に教えるという重要な役割を果たすことができます。
2024年神殿・家族歴史指導者訓練で得られる情報に関する詳細
試用期間中，家族ネームアシストツールは会員にとっても指導者にとっても大いに役立ちました。推薦状をもらった翌日に神殿に参入する会員たちが，家族ネームカードを持って自分の家族のために代理の儀式を行うことができました。指導者は，愛する人々について，また神殿に持って行けるネームカードについて考えるように会員を助けるにあたって，エリヤの霊を受けて会員と話すのに，このツールが役立ったと感じました。
2024年神殿・家族歴史指導者訓練で，ニール・L・アンダーセン長老，ゲレット・W・ゴング長老，ケビン・S・ハミルトン長老は，家族ネームアシストツールと会員のための使用方法についてすばらしい説明をしました。その訓練をここから視聴できます。
世界中に神殿が建設されるにつれ，ますます多くの会員が，自分の親族のために代理の儀式を行うという経験を味わうようになることでしょう。家族ネームアシストにより，指導者は，会員が家族の名前を準備し印刷するのをもっと容易に支援できるようになります。ネルソン大管長は，最近の総大会で次のように述べています。「主が現在，わたしたちのためにしてくださっていることを，決して忘れないようにしましょう。主は神殿をさらに身近な場所に用意してくださっています。神殿建設のスピードを上げておられます。イスラエルの集合を助けるわたしたちの能力を高めてくださっています。わたしたち一人一人が，さらに容易に霊的に磨かれるようにもしてくださっています。神殿にいる時間を増やすと，ほかの何をするよりも生活が祝福されると約束します。」（「神殿を中心にする」『リアホナ』2022年11月号，121）
ファミリーサーチでは，あなたとあなたの家族をつなぐことを大切にしており，楽しい発見体験や家族歴史サービスを無料で提供しています。それはなぜでしょうか。わたしたちは家族を大切にし，世代をつなぐことは，現在そして永遠にわたってわたしたちの生活を向上させることができると信じているからです。ファミリーサーチは，非営利組織であり，末日聖徒イエス・キリスト教会によって運営されています。わたしたちについてもっと知りたい方は，こちらをクリックしてください。
