DNA検査の結果を系図の発見に活用する
DNA検査を受けたものの、その検査結果をどのように活用すればよいか分からないことはありませんか。あなたが何を知りたいか、また何をしたいかによって、DNAデータを多岐にわたって活用することができます。オプションを幾つかご紹介しましょう。

ステップ1:ファミリーツリーを作成または共有する。
検査企業のウェブサイト上でファミリーツリーを共有するならば、自分のDNAを見つけたり、親族とつながったりといった、さらにすばらしい経験ができるでしょう。

ステップ2:家族についてさらに知るために、自分のDNAをどのように利用したいかを決める
(あるいは、以下のうち1つ以上のトピックを研究する)。

先祖の故郷
ほとんどのDNA検査企業は、あなたの推定の民族的起源(人の混合としても知られる)を開示してくれます。こうした起源は、世界中のDNA検査企業が集積したDNAサンプルとあなたのDNAを比較することで判別されます。両親または祖父母の民族性を知らない場合は、自分の検査結果とそのほかの手がかりを使って探求します。民族性によって、先祖に関する大まかな理解を得られますが、検査結果を事実として受け止めるべきではありません。

障壁
DNAを利用することで、障壁を乗り越えることができます。問題を解決するには、まず従来の探究方法を使って、可能性ある関係を仮定する事から始めましょう。その後、先祖および親族と思われる家族の生存する子孫を複数人特定し、あなたの検査結果とそれらの人々のDNA検査結果とを比較します。かなり高い割合の子孫が予測された数の同じDNAを持っていれば、あなたとその人との関係について結論づけることができるでしょう。

いとこマッチング(Cousin Matches)またはDNA親族(DNA Relatives)
DNA検査会社の中には、DNAが合致する人または同じDNA断片を持つ人々のリストを提供しているところもあります。あなたとDNAが合致する人の間には、恐らく共通の先祖がいるか、あるいは両者とつながりのある夫婦の先祖がいます。合致する一人一人について、家系図や名前、出身地などを比較してから、最も近い共通の先祖を探してください。

染色体マッピング
染色体マッピングは、他の子孫との共通するDNA断片を調べることで、先祖のDNA断片を判定する技法です。特定の先祖のDNAを切り取ることで、そのDNAを使うことで、合致しているDNA断片を持ついとこのうちだれが共通してその先祖を持っているかを判定できます。
養子縁組
養子、またそのほか両親が不明の人は、DNAを使って血縁関係にある家族を見つけ出し、彼らとつながることができます。あなたと共通するDNAの数によって、どのような血縁関係にあるか、また相手の家系図のだれが共通の先祖に当たるかを判定します。最も近縁の合致者から始めて、家系図を調べ、複数の家系に現れる共通の先祖を特定してください。その後、それらの先祖の子孫を探し、生物学的に親族であると思われる人々を見つけてください。