カナダ文化の見方:モザイク国家

カナダの国旗を持ち、二人の息子を肩に乗せた父と母のカナダ人家族。

「グレート・ホワイト・ノース」(Great White North)の愛称で親しまれるカナダの誇りは、その広大で見事な自然の風景です。それと同じくらいカナダのアイデンティティにとって重要なのが、文化です。カナダの文化は、その土地とそこに定住した人々と同じくらい多様です。

もしあなたの家族のルーツがカナダにあるなら、カナダの文化について学ぶことで、自分の受け継ぎとより強いつながりを感じることができます。また、カナダ人の先祖を見つけて 系図を作成することで、さらなる発見があるでしょう。

カナダの略史

カナダの文化をより良く理解するには、カナダの歴史を調べることが助けになります。

七年戦争のサントフォワの戦いを描いた絵画
七年戦争におけるサントフォワの戦い

  • カナダは何千年もの間、繁栄した文化を発展させた先住民の故郷でした。
  • ヨーロッパ人が到着し始めたのは、西暦1000年頃、バイキングがやってきたときでした。その後、15世紀に、フランスとイギリスの探検家が到着しました。
  • フランス人とイギリス人の両方がカナダに定住しようとしていたために、何年にもわたって多くの紛争がありました。七年戦争(1754-1763年)の後、カナダはイギリスの植民地となり、ケベック州とノバスコシア州にフランス人が入植しました。
  • ケベック州は1791年に二つの植民地に分かれます。イギリス人のためのアッパーカナダと、フランス人のためのローワーカナダです。
  • カナダが現在の憲法を採用し、イギリス連邦の一部となったのが1867年7月1日です。この日は、現在 Canada Day(建国記念日)として祝われています。当初、連邦にはケベック州、ノバスコシア州、ニューブランズウィック州が含まれていました。1870年から1940年代にかけて、さらに多くの準州がカナダに加わりました。

カナダの主要な3つの文化とは?

カナダはモザイク文化、モザイク国家として知られており、先住民とフランス人およびイギリス人の入植者の融合が影響しています。これらのユニークなグループやその他のグループは、カナダ文化と国家のアイデンティティを高めています。

カナダの先住民族

先住民族、またはファースト・ネーションの文化は、何千年も前からカナダにありました。カナダには600以上の先住民族(ファースト・ネーション)のグループがあり、それぞれ独自の言語、習慣、芸術を持ち、カナダを語るうえで重要な部分を占めています。

オンタリオ州に住むファースト・ネーションの男性のグループ。
オンタリオ州に住むファースト・ネーションの男性のグループ。1915年頃。

イヌイットはおもに国の北極圏(ヌナブト準州、ユーコン準州、ケベック州北部、ラブラドール州、ノースウエスト準州)に住んでいます。何千年もの間この地域に住んでいたイヌイットは、狩猟採集民として厳しい環境に適応しました。彼らはイヌクティトゥット語のさまざまな方言を話し、コミュニティ、習慣、食べ物、芸術の豊かな文化を持っています。

もう一つのグループであるメティスは、ヨーロッパ人と先住民の両方の祖先を持つ人々です。メティス・ネーションは、文化、ミチフ語、そして彼らをつなぐコミュニティを共有しています。ただしメティスには、ヨーロッパと先住民の混血の遺産を持つ人が含まれます。彼らはカナダの歴史と文化に大きな影響を与えました。

フランスとイギリスの影響

ヨーロッパ人の探検家たちは、もともとカナダを北西準州と呼んでいました。イギリス、フランス、オランダからの入植者たちは、探検、わな掛け、交易、農業を行うためにやって来ました。

ノバスコシア州ハリファックスの入国審査ホールで検査されている新着者の白黒写真。
ノバスコシア州ハリファックスの入国審査ホール

現代のカナダの文化の多くは、イギリス人とフランス人の入植者の影響を受けているため、カナダには二つの公用語があります。英語とフランス語です。

カナダ移民

その後、20世紀初頭に 、ウクライナとポーランドから大規模な入植者グループがカナダにやって来ました。彼らはおもにアルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州のグレートプレーンズに定住しました。

2021年の国勢調査によると、移民は人口のほぼ23%を占めました。その多くは、インド、アジア、フィリピン、中東、アフリカからやって来ました。各グループは、カナダの文化に貢献しています。

カナダのシンボル

独自の文化的側面は、その国の象徴となることがあります。カナダのシンボルには次のようなものがあります。

起立し敬礼する王立カナダ騎馬警察の一員。
カナダの「マウンティーズ」〔訳注—王立カナダ騎馬警察の愛称〕の一員

  • メープルリーフ旗は1965年に採用されました。有名な赤い葉は長い間、カエデの木とメープルシロップで知られるカナダのシンボルとなっています。
  • 「マウンティーズ」の愛称で知られる王立カナダ騎馬警察は、伝統的な制服で象徴となっています。1870年代にノースウエスト準州に秩序をもたらすために設立されました。
  • ビーバーは、カナダの広大な大地に生息する野生動物を表す国のシンボルです。また、初期の毛皮猟師が毛皮を狩ったため、彼らのカナダの定住にも一役買いました。
  • カナダにはヨーロッパ風の紋章があり、フルール・ド・リスなど多くのシンボルがあります。
  • 国歌は「O Canada(オー・カナダ)」です。

カナダで人気のスポーツ

スポーツはカナダ文化の重要な部分です。冬には、アイスホッケー、カーリング、スノーシュー、クロスカントリースキーを楽しむ人も多くいます。

雪山の斜面にいるケベック州のスキーヤーのグループ。

暖かい季節には、ラクロス、バスケットボール、カナディアンフットボールが人気の娯楽です。

カナダの祝日

復活祭、クリスマス、ハロウィンなどのヨーロッパの伝統的な祝日に加えて、カナダでは以下の祝日も祝います。

  • 7月1日:Canada Day(建国記念日)は近代国家の始まりを記念する日です。
  • 10月の第2月曜日:感謝祭は収穫期の終わりを祝います。
  • 11月11日:Remembrance Day(戦没者追悼記念日)は、 第一次世界大戦 と第二次世界大戦で戦った人々を称える日です。

有名なカナダ人

社会に足跡を残した有名なカナダ人がたくさんいます。

フレデリック・バンティング卿の写真
フレデリック・バンティング卿

  • フレデリック・バンティング卿:インスリンを発見した物理学者
  • テリー・フォックス:アスリート、慈善家
  • ウェイン・グレツキー:有名なホッケー選手
  • シャナイア・トゥエイン、セリーヌ・ディオン、ニール・ヤング、ゴードン・ライトフットなど:カナダ出身の人気ミュージシャン
  • ジム・キャリー、マイケル・J・フォックス、ジョン・キャンディなど:カナダ出身のの俳優

カナダ人の家族を見つける

無料のオンラインリソースの助けを得て、あなたの家族がカナダから受け継いだものについてさらに学ぶことができます。

ファミリーサーチの豊富な記録の助けを得て、カナダ人の先祖の歴史記録を見つけましょう。ルーツテック・オンデマンドライブラリーには、あなたのカナダ人の先祖と彼らが定住した地域を調べるのに役立つビデオもあります。


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